数週間前、トイレットペーパーを買うためにホームセンターへ行った。「ペーパー類が不足している」というデマとは関係なく、我が家のロール数が最終カウントダウンを始めていたからだ。しかし、トイレットペーパーはすでに完売……ウソだろ。思わず天を仰いだ。

ティッシュペーパー、キッチンペーパー等も見事に売り切れ。よし帰るか、と思ったその時に「けん玉」を発見。小学生の頃にクラス内で大流行したけん玉。個人的には、全く才能が開花する兆しがなかったが……やるなら今しかねぇ! ってことで、買っちゃいました。

・競技用けん玉

私が購入したのは、山形工房の「大空」というけん玉。どうやらこちら、日本けん玉協会認定の木製競技用けん玉らしい。つまり、ガチのけん玉ってこと……レジで「1815円です」と言われて「おいウソだろ」と思ったが、たぶん競技用の最高クオリティなのだろう。

まさかトイレットペーパーではなく、けん玉を買って帰ることになるとは……。そして先日、福岡県では外出自粛の要請があったため、この機会に練習しまくろうと思ったわけである。とりあえず、各部の名称は「大皿」「中皿」「小皿」「けん」「けん先」「糸」「玉」だ。

んで、もっとも簡単だと思われる「大皿」に玉を乗せる技から練習をスタート。ずぶの素人でもこのくらいのワザなら一瞬で出来るだろう。しかし……

おいマジかよ……

完全にナメてた。小学生の頃に「大皿」でつまずいている同級生はいなかったはずなんですけど。ちなみに「けん玉のコツ」をググってみたところ “リラックスして、ひざを使って技をしましょう” とのこと。ふむふむ、なるほど。コツを意識して再トライしてみたら……

できたぞおいいいいい!


・さまざまな技

奇跡に近い感じだったが、なんとか意地で「大皿」を成功させた。その後もひたすら練習練習。大皿に乗せたら、そのまま中皿と大皿を往復させる「もしかめ」にもチャレンジするぞ。クラスメイトが競うようにやってたワザである。長く続くほどカッコイイやつだ。

たったの5回でも連続で成功すると、一生続きそうで怖くなる……けど、最高に楽しい。一方、けん先に玉を入れる「とめけん」や、玉を持って “けん” を前に振りだし、回転してくる “けん” のけん先を玉で受ける「飛行機」は激ムズ。何回チャレンジしても成功しなかった。

・イイ感じに見えるワザを紹介

さて、まったくの初心者だった私でも、数時間練習して身につけた技がある。意外と成功率が高いうえに、ちょっとだけ “できる人” っぽく見える技だから、これからけん玉をやる人は参考にしてほしい。技の名前は「日本一周」だ。

日本一周は「小皿 → 大皿 → けん先」の順番で玉を移動させる連続技。技を成功させるコツは「穴の位置をコントロールすること」だ。まず、けんを前に押し出すように引き上げて、玉の穴が自分の方を向くように小皿に乗せるのがポイント。

で、大皿にうつす時は玉を上げすぎず、穴の位置を変えないように気をつけること。最後にけん先にうつす時は、玉を手前に回転させると穴が下を向くから、けん先にささりやすくなるぞ。ぜひトライしてみてほしい。

というわけで、外出自粛中に、けん玉の技「日本一周」をマスターすることができた。引き続き練習をして、さらに難易度の高い大技も披露できるように頑張ろうと思う。とりあえず「とめけん」と「飛行機」を成功させるぞ。あれマジで何回やっても失敗するんだよなぁ。

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.