突然だが、ネパールってどこにあるかご存知だろうか? アジアに興味がある人は知っていると思うが、詳細な位置を知らない日本人も多いだろう。正解はインドの上。中国との間にあります。首都はカトマンズ。
そんなカトマンズに3カ月滞在していた旅人によると、「現地の人から教わったインスタントラーメンの食べ方」があるそうだ。なんでも彼いわく、その3カ月はそればっかり食べていたとか。そこで再現してもらい食べてみることにした。
・作り方
その旅人の名はGO羽鳥。ロケットニュース24の編集長である。以前、ネパールのインスタント麺「ワイワイ123ヌードル」を記事でご紹介したが、GO羽鳥が食べていたのはまさにこれで、当時のことを思い出したのだとか。
GO羽鳥「俺が滞在してたのはカトマンズの1日5ドルのゲストハウスなんだけど、宿のスタッフに若い兄ちゃんが何人かいて、その人達が教えてくれたんだよね。3カ月これ食べながらマンガ描いてた。懐かしいなあ」
──GO羽鳥いわく、調理に必要なものは「ワイワイ123ヌードル」とピーナッツだけ。さっそく、材料を用意して渡してみたところ、まず、袋のまま乾麺を砕き始めるGO羽鳥。
続いて、ベビースターラーメンっぽくなった「ワイワイ123ヌードル」の袋にピーナッツを流し込んで振る。そして……
GO羽鳥「できたよ」
──ハ? 終わりですか?
GO羽鳥「ウメ~~~~!」
──これ混ぜる意味あります?
GO羽鳥「食べてみれば分かるよ!」
──オススメしてくるGO羽鳥。とは言え、あきらかにガチガチの固形同士。味が混ざって均一化されるとかそういうこともなさそうだ。お菓子を混ぜただけみたいな味であることは容易に予想できる。
・食べてみるか
こんなことならお湯で戻して普通に食べておけばよかった。失望を禁じ得ない。どうやら、私はGO羽鳥に期待しすぎていたようだ。調理師免許が泣くぞ。と、そう思いながらも、一応は上司の言うことなので仕方なく食べてみたところ……
ウンマッ!
信じられないことに普通に食べるよりウマかった。ピーナッツの香ばしさとチキンラーメンのような乾麺の味が口の中で一体になってやめられない止まらない系の味がする。さらに、食感はピーナッツが強く、ムニッとした中に乾麺のカリカリがアクセントをつけ別の食べ物みたいだ。
飲み屋のつまみに、ベビースターラーメンにピーナッツを混ぜているのは食べたことがあるが、乾麺の味や食感がベビースターラーメンほどお菓子臭がしないところがまた良い。これはワイワイヌードルだからこその味だ。
・本場の味
GO羽鳥によると、当時、店で「ワイワイピーナッツください」と言うと、ワイワイヌードルとピーナッツをくれるので自分で作るシステムだったという。
ちなみに、今回使用したピーナッツはローソンオリジナルの『カリッと香ばしいバターピーナッツ大袋』だが、ネパールではもっと小さい皮つきのヤツだったそうだが、それでもGO羽鳥の目には昔を懐かしむような光が灯っていた。
予想外なほどにウマくなるワイワイピーナッツ。ここまで読んで信じられない人ほど騙されたと思って試してみて欲しい。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.