おやつカンパニーが販売する「ベビースター」と言えば、パリッ! ポリッ!! とした食感が特徴のロングセラーお菓子だ。ちょっとずつ手でつまんで食べてもいいし、袋に口をつけてザーっと流し込むのもまたオツでありんす。子供の頃からお世話になっている人はきっと多いはず。

そのベビースターと、「ローソンストア100」がコラボした商品が本日2019年8月21日から期間限定で発売されているぞ。ローソンストア100のこれまでの悪行(?)をよく知る身としては、正直言って嫌な予感しかしていなかったのだが、案の定今回もカオスなことになっているためお伝えしたい。

・ベビースターとコラボ

本日より全国のローソンストア100で発売が始まったベビースターとのコラボ商品。そのラインナップは以下の通りである。


ベビースターラーメンご飯(税込216円)
ベビースターラーメンおにぎり(税込108円)
ベビースターラーメンサンド(税込216円)
ベビースターラーメンの皿うどん風(税込324円)
ベビースターラーメンモダン(税込378円)
ラー油風味のベビースターサラダ(税込216円)

チキンの旨みがつまったベビースターを料理に使うことは、決しておかしなことではない。が、このインパクト大な商品を、一気に6品も同時発売してしまうローソンストア100はさすがだ。何だよ『ベビースターラーメンご飯』って。ネーミングからして頭悪すぎるだろ。

・実食その1:ご飯

これらに全部付き合うとこちらの体がもたないため、今回はローソンストア100がオススメする商品開発者イチ推しの商品を試してみることに。まず最初は『ベビースターラーメンご飯』である。

お前、イチ推しだったんか……! 「鶏ガラスープで炊き込んだ醤油味のご飯の上に、ベビースターとチャーシュー、なるとをトッピングすることでラーメンの世界を広げた」というちょっと何を言っているのか分からない商品だが、さっそく食べてみたところ……。

うん、悪くない。悪くないのだが……ベビースターが超しっとりしているため「お前、本当にここに必要か?」という、ベビースター側からするとトラウマ必至の質問をぶつけなくてはならず心が痛んだ。どん兵衛みたいに “後のせサクサク” 方式にすれば、もしかしたらワンチャンあったかもしれないが。

・実食その2:皿うどん

お次の開発者イチ推しは『ベビースターラーメンの皿うどん風』だ。ベビースターの上にキャベツ、ニンジン、コーンなどの野菜が入った餡(あん)がかかっている。そう、つまり皿うどんの麺をそのままベビースターに置き換えただけの商品だ。

手抜きかよ! と思いつつ、おそらく今回一番まともなのはコイツだろう。よく考えたら皿うどんの麺って、味以外はほぼほぼベビースターだからな。なので食べていてあまり抵抗がないのである。しかし……! それなら皿うどんの方が食べてぇよ……!! 逆にお菓子を主食にしてみたい人とっては、夢のような商品であろう。

・実食その3:サンド

ベビースターの存在意義を疑い続ける展開が続く中、まさかの逆転ホームランを叩き込んだ商品があった。『ベビースターラーメンサンド』である。名前からしてアカン空気が漂っていたものの、これはマジでウマい!

サンドイッチにベビースターを挟むという100パー失敗しそうなアイデアながら、それをノーベル賞ものの大成功にまで導いた立役者がポテサラだ。そう、なんとこれ、ベビースターとポテサラを具材にしたサンドイッチなのである。

まったく合わなそうな両者の味が実にマッチし、お互いを引き立てていることに驚く。なんというか、ベビースターが焼きそばみたいに感じられるのだ。なら最初から焼きそば挟んどけやって話だが、とにかくポテサラだけのサンドよりも遥かにウマいことは間違いない。これはオススメだぞ!

・チャレンジ精神に拍手

サンドイッチの大活躍により、終わり良ければすべて良しを見事体現してくれた我らがローソンストア100。まあ個人的な結論としては、無理にベビースター使わなくてよくね? の一言に尽きるのだが、自ら進んでカオスを作り出していこうという姿勢は最高にロックである。断固支持したい。

参考リンク:ローソンストア100
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.