マスクが軒並み売り切れである。ビックリするほど売っていない。新型コロナウイルスへの対策としてマスクをしたいけど売っていなくて困っている……なんて人もいるだろうし、花粉症の方々も困っているかと思われる。
ということで今回は、100円ショップのダイソーに売っている「マスク以外のモノ」で様々なマスクを作ってみたゾ! どれも価格は100円で、その数ざっと9商品。それではさっそく見ていこう٩( ‘ω’ )و
・道具と作り方
ちなみに、道具は「ハサミ」と「ホッチキス」を使用してみたが、より丁寧に作るのであれば、ホッチキスではない方が肌に優しいかと思われる。縫い込んだりね。
また、どの自作マスクも、「素材をマスクの大きさにする」 → 「ゴム紐をホッチキスでとめる」 → 完成! というシンプルな手順で作ってみた。
その1「ペーパータオル」
素材はパルプ100%。大きさ的にもマスクとほぼ同じ。結論から言うと、最も簡単に仕上がるうえ、最も「マスクらしい」と思った作品がコレ。ちゃんと呼吸もできるし密着感もある。しかも150枚も作れるときた。代用品としては最もアリな気がする。文句なしでオススメだ!!
その2「ペーパーナプキン」
ペーパータオルと同じようなもんだろ……と思っていたが、いざ付けてみると全然違った! まずサイズが小さい。子供か女性でないと正直キツい大きさだ。そして最も致命的なのが、呼吸がしにくいということ。すんごく苦しい。ペーパーナプキン、マスクには不向きかもしれない。
・その3「梱包用不織布袋」
かなり縦長の不織布の袋だったので、3つ折りにしてからホチキスでゴム紐を付けてみた。装着してみると……けっこうデカい。が! イイ……!! まず、ものすごく呼吸がしやすい。なのに、しっかりとマスクしている感がある。6層に折り重なった不織布がおりなすミルフィーユマスク。イイ!
・その4「油こし紙」
四角ではなく「丸いマスク」を目指してチョイスしたのがコチラ。思ったよりも薄いフワフワの紙だったので2枚を1度に使ってみた。鼻と口の曲線に合うように折り曲げてホッチキスでパチン。それなりにドーム的なマスクにはなったが、いかんせん作りにくい。なお、呼吸はしやすい。
その5「換気口粘着抗菌フィルター」
今回いちばんの失敗作がコチラ。「抗菌」の文字に釣られてチョイスしたが、いざ作ってみたらシースルー。見た目的には完全に変態だ。抗菌かもしれないが、めちゃくちゃ薄いのでツバ等も余裕で貫通。しかも「粘着」なのでベタベタしているし、もっともマスクには適さない素材であった。
その6「コーヒーフィルター」
口を覆う形状が「PITTA」のようだなと思い購入。ゴム紐をつけてみたところ……悪くない! 性能はさておいて、装着感、密着感、そして呼吸のしやすさ……すべてにおいてパーフェクト! なお、タテ・ヨコ両方作ったが、圧倒的に呼吸がしやすいのは「タテ」だった。ヨコは苦しい。同じ素材なのにこうも違うのは発見だった。
その7「銀イオン エアコンフィルター 外付け専用」
いったいなぜ、「エアコンの側に付けるフィルター」をチョイスしたのかというと、パッケージに「抗菌」「花粉」「ホコリ」「粉じん」と書いてあるからである! んで、期待しながら作ってみたのだが……装着感はまあまあであった。なお、この商品で14枚のマスクを作ることができる。
その8「銀イオン エアコンフィルター 内付け専用」
エアコンのカバーを開けて出てくる「フィルター」に付けるフィルターがコチラ。チョイスの理由は上記と同じで、内容的にも同じだった。よって装着感も上記と同じで、「まあまあ」だ。唯一違うのはサイズであり、こちらをチョイスすれば、16枚のマスクを作ることができるという点。
その9「銀イオン 換気扇フィルター」
何か違うのかな……と思ったが、なんてことはない、エアコンフィルターと全く同じ商品だった。なお、こちらの商品は30x30cmのフィルターなので、どうがんばってもマスク10枚。よって、自作マスク目的で「銀イオン」シリーズを選ぶなら、16枚とれる「エアコン内付け」一択だ。
──以上9商品。個人的にオススメなのは、「ペーパータオル」と「梱包用不織布袋」だ。両方組み合わせたら、さらに良いものができるかも?
いずれにしても、このようなマスクを作る必要がないくらい、日本全国にマスクが行き届いてくれることを切に願うばかりである。
Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24