新型コロナウイルスの感染拡大は一向に衰える気配がない。マスクはすでに生活必需品のひとつとなり、新しい製品が続々と登場している。未知の製品は本当に使うことができるのだろうか? これまでも私(佐藤)は、実際に購入してその使用感を紹介してきた。
最近になってまた新たな商品を発見したので、試してみたいと思う。その製品『エアイングマスク』は「空気洗浄ファン透明マスク」とのこと。これ、本当に使えるの? 試してみたところ、思わぬ弱点を発見してしまった。
・ミライのマスク?
私はこの製品を東京・秋葉原で発見した。生活家電や雑貨を扱うお店の店頭に置かれており、カッコイイ見た目に惹かれて購入してしまった。販売価格は税込5980円。繰り返し使えるものではあるが、マスクにしてかなり高い。パッケージには「海外で話題のおしゃれマスク」「ミライのMASKヲ装着セヨ!」と記してある。うん、たしかに近未来感はあるな。
中身はマスク本体と充電用ケーブル。それと交換フィルターが30枚入っている。フィルターは7日間を目安に交換するとのこと。まともに使えば、210日間はフィルターを補充しなくても使える訳だ。
マスクは正面がクリアカバーになっているので、口元が見える。
サイドの右側には吸気口、左側には排気口を備えている。約1時間の充電(microUSB)で約3時間連続使用が可能だ。
・耳が……
早速装着して電源をオンにしてみると……。口元はしっかりと覆われている。ファンが空気を中に送り込んでくれるので息苦しさはない。見た感じは悪くないだろう。思った以上に見た目はカッコイイ。
がしかし! 装着してみて初めてわかった!! これには思わぬ弱点がある。
それはヘッドバンドをかけると、耳が押しつぶされてしまう……。
少なくとも顔が小さめの私(佐藤)には、バンド位置が適正ではなかった。本体のバンド部分がちょうど耳に当たってしまうので、アジャスターで長さを調節しても結局耳が下敷きになってしまう……。このままでは耳が痛くて使えないじゃないか。
5980円もしたのに、このまま使えないのは惜しい! ということで、大きめの輪ゴムを使ってちょっとだけ細工をした。
製品のヘッドバンドを使わずに、輪ゴムを使ってマスクを装着したら上手く行った!
輪ゴムで止めるか、もしくはストレッチ素材のタオルを使って製品ごと顔に巻き付けても良いかもしれない。とにかく、顔が小さい人にはサイズ感が合わないかもしれないので、購入時には十分に注意して欲しい。今後もこの手の未知の製品が続々と登場するだろう。買う際には、サイズ感・使用感も念頭に置いて商品を手に取った方が良いだろう。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24