福袋の絶対王者「スタバ福袋」。その競争率は半端じゃなく高い。当編集部10人が応募してギリギリ1人が当選したことは以前の記事でお伝えしたが、その際の編集部の空気は「当選して良かった……」というものだった。正直、当選しない可能性も十分考えられたのである

とは言え、コーヒーショップに全然行かない私は、なんでスタバの福袋にそこまで人が殺到するのか分からない。ホントにわかの意見で申し訳ないんだけど、「上島珈琲店」の福袋の方が良くね

・俺やで感

そう思ったのは、2020年の上島珈琲店の福袋(税込4500円)を見た時のこと。包装の紙袋からエコバッグを取り出したところ……

デザインに「俺やで」感がない


ど真ん中に緑の人が「俺やで」とドヤッているスタバとは真逆で、端っこに小さく書かれた上島珈琲店のロゴ。スタバほど主張が強くないので普段使いしやすそうだ。それでいて、なかなかオシャレ。そんなエコバッグの中からは以下のものが出てきた。

・『上島珈琲店』の福袋(4500円)の中身

・ブルーマウンテン500ml(瓶)
・コーヒー&フィルターセット(4セット)
・レギュラーコーヒー(粉200g)
・ベイクドショコラ
・マグカップ
・ドリンクチケット(5枚)

──ドリンクチケットは税込み500円までの引換券なので、それだけで誰にとっても2500円はガッチリキープされている。

さらに、コーヒー一辺倒ではなく、ベイクドショコラとか入ってるのも、にわか目線で言うとスタバより気が利いているではないか。

しかし中でも、一番実用的だなあと思ったのは……

マグカップ。

タンブラーが入ってるより全然嬉しい。マグカップはいくつあっても良いからだ。ちなみに、2020年のスタバ福袋に入っていたグッズは、タンブラー、クリップ3つ、レジャーシートである。使い勝手……!

というわけで、スタバの7000円の福袋とどっちを買うかと言われたら、私は上島珈琲店の4500円の福袋を選ぶ。価格的に2500円も安いのに使い勝手はずっと良いと思うからだ。

・タンブラーがどうしても欲しいなら

ただ、繰り返すが、私はにわかなので、マグカップよりタンブラーの方が嬉しいというプロはいくらでもいることだろう。何を隠そう、上島珈琲店の福袋はそんなプロにも対応している。実は福袋は、3000円、4500円、1万円と3種類あるのだが、1万円の福袋には……

タンブラー先輩が入ってるのだ


ちゃんと値段によって深度のようなものが設定されているところも魅力。そんな上島珈琲店の福袋は近年人気が上昇しているようで、売り切れる店舗も多いようだ

・スタバ人気の影で力をつける上島珈琲店

事実、5年連続で上島珈琲店の福袋を購入していた小千谷サチ記者は、2020年売り切れで購入できなかったという。また、編集部が福袋を発見したアリオ亀有の上島珈琲店でも、タンブラー先輩入りの1万円福袋は売り切れていた

ひょっとしたら、プロたちは気づいているのかもしれない。スタバ人気の影で、年々、上島珈琲店が力をつけていることを。実用性で戦う上島珈琲店。売られているのを見つけたらラッキーかもしれないぞ。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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