大人になれば誰しも必要となるはんこ──。日本は「はんこ社会」と言われるほど、手続きや申請や契約の際などに、必ずと言っていいほどはんこが必要。それも場面に合わせてシャチハタや印鑑を使い分けねばならず、1人で何個もはんこを持つことは珍しくない。

シャチハタであれば量販店や100円ショップでも気軽に手に入るが、印鑑だとそういう訳にはいかない。銀行印や認め印として作る場合は専門店でオーダーする必要がある。そういった手間が省け、自分で簡単に印鑑が作れる「はんこ自販機」というものがドンキホーテにあるらしいのだ……。

・ドンキの「はんこ自販機」

そもそも「はんこ自販機」とは何なのかというと、銀行印、認め印、オリジナル印などが最短10分で作成できる自販機らしい。価格は1つ500円からで、文字や書体も何種類かから選ぶことができ、イラストとの組み合わせも可能。

この自販機は全てのドンキに設置されているわけではないが、ホームページによれば「全国でも流通1000台未満」「200ロケーション以上で取扱中」とのこと。少なくはないので、見かけたことがある人も多いかもしれない。

・印鑑の作り方の流れ

では、どのように作成していくのかと言うと「はんこ自販機」のタッチパネル画面に従って、作りたい印鑑を選択していく。印鑑の見本は「はんこ自販機」本体にあるほか、画面にも印鑑の種類や細かい説明は表示されるので、自分にあったものを選んでいく。

なお、名前にはローマ字や数字も使用可能で、イラストは8種類の中から選べた。名前の位置、文字の大きさ、線の太さは自分好みでカスタムすることができる。

全てを選び終えたら料金を入れ、「はんこ自販機」が彫り終わるまで待つ。その間、彫り具合はリアルタイムで画面に表示されているから、完成までどれくらいかかるのか確認できる。

彫り終わり、お知らせ画面が表示されたら「了解ボタン」を押す。すると、完成した印鑑が出てくる。ここまでが一連の流れ。


・クオリティが高い◎

今回作った印鑑はイラスト付きで、値段は1000円だった。朱肉付きの印鑑ケース(300円)も購入し、合計1300円(税込)で作成できた。

実際に作った印鑑を使ってみると、文字も絵もタッチパネルで選択した通りの出来あがり。作りにも問題は無く、値段と手間を考えるとかなり満足度が高い。数万円するような印鑑と比べたら高級感は劣るが、実用性は十分に備わっていると思った。

銀行印も認め印も作れるとあって、「はんこ自販機」のクオリティはかなり良さそう。印鑑を作りたいけど面倒という人にはかなりオススメ。また苗字が珍しい人や、印鑑を忘れてしまった時などにも使えそうである。気になる人は是非お試しあれ~!

参考リンク:はんこ自販機
Report:mai
Photo:RocketNews24.

▼画面表示されるのが分かりやすい!

▼彫りたてほやほやの印鑑