自販機といえば普通はジュースやタバコなんかを売っているものだが、探してみれば世の中にはユニークな自販機が数多く存在する。当サイトでは過去に「だしの自販機」やら「食品サンプル自販機」なんかを紹介したこともあるな。

さて、今回は筆者の地元・京都で発見した謎すぎる自販機を紹介しよう。いくら京都だからって……まさかアレを自販機にするなんて!?

・駅のホームに謎の自販機が

やってきたのは京都市右京区にある広隆寺。聖徳太子ゆかりの寺として知られる広隆寺は、603年に建立された京都最古の寺院でもある。星の数ほど寺がある京都で最も長い歴史を持つ、それはもう由緒正しき寺院なのだ。

とはいっても、お寺の中に自販機があるわけではない。今回紹介する自販機が設置されているのは最寄駅の嵐電・太秦広隆寺駅だ。駅のホームに「それ」はある。

嵐山方面行きのホームに遠慮がちに佇む白い自販機……本当に注意しなければ見過ごしそうなほど遠慮がちに佇んでいる……この自販機、なんと……

「仏像」を売っている自販機なのだ! な、なぜに!?

これは京都らしい自販機なのだろうか? 京都に住んでいるから「京都らしさ」が今いち分からない。

この自販機が設置された経緯も記されていた。元々はタバコの自販機だったらしいが、体に悪いタバコよりも人々に福をもたらす仏像や御守を売ることにしたらしい。なるほど間違ったことは言ってない……。

ミニチュアサイズの仏像が500~1000円で売られているほか、御守、おみくじが販売されている。売り切れてるやつもあるぞ、おい……。


・行くのか、俺!?

仏像を集める趣味はないが、せっかく来たので1個くらい買っていっても良さそうだ。たぶん今日買わなければ一生買うことはないだろうし。

どれにするか。仏像以外にも動物を模したものなどもあり種類は多い。記念に買うだけなら安いやつでいいのだが、眺めているうちに一番ハマってはいけない思考パターンにハマってしまった。

値段の高い仏像が「良く」見えてきたのである。確かに、高い値段のものが良く見えてしまうというダメな習性が日本人にはある。その状態に今の筆者も陥っているのかもしれない。

だけど、どう見ても高いやつは「強そう」で、安いやつは「弱そう」なのだ。いや強いとか弱いとかの問題でないことは分かっているのだが……。

龍の上に仏像が乗っかった1000円のやつが欲しい。欲しくなってしまった。


どうする、行くのか俺!? 1000円やでコレ!?


行くのか!?


行かないのか!?


買ってしまった。1000円のやつを(泣)。


・小さい

白い箱の中には恐ろしく小さな仏像が1つ入っていた。

よくここまで小さい仏像を作ったなと逆に感心するくらいだが、小さすぎるので置物として飾っておくのも無理があるサイズだ。

この原稿を書いている現在も仏像の処遇に困っていることはいうまでもない。とりあえず妙案が浮かぶまでは、交通安全を祈願してライディングジャケットに忍ばせておこうと思います……。


以上です。

Report:グレート室町
Photo:RocketNews24.