最近の冷凍食品ってホントにスゴい。レンジでチンするだけで出来上がりなのに、まるでどこかの飲食店で食べるような完成度。このご時世ながら右肩上がりで業界が成長しているのは、それだけ味が認められている証拠だろう。しかも「ウマい・早い・安い」の三拍子だけでなく、季節だって盛り込むからまたニクい!

そう言うのもつい先日のこと。今の時期だと「食欲の秋」だし、季節系メニューが前面に押し出されているのかな〜とスーパーの冷食コーナーを漁っていたら……やはりあった! 「トリュフ香る3種のきのこのバターピラフ」なる新商品があったのだ。よし、買った!!

・パッケージがそこはかとなくウマそう

「トリュフ香る3種のきのこのバターピラフ」はニチレイから発売されており、お値段は298円(2019年9月にスーパーで購入)。名前からしてすでにウマそうだが、パッケージに書いてある文言がまた食欲をそそる。というのも……

ポルチーニの芳醇な旨味とトリュフの香りが広がる、きのこが主役の炒めバターピラフです。


おしゃれな横文字がちょいちょいあると、何だかテンションが上がるのは気のせいじゃないだろう。冷静になれば美味しそうな文言を書くのは当たり前とは当たり前なのだが、具材の組み合わせもヨロシなので期待できそうだ。では、作ってみよう!

・最近の冷食ってスゴい

ちなみに同商品は、牛乳とチーズでリゾットにもできる。冷凍食品らしく、凍ったままの商品を皿に盛り付けラップをしてチンするだけではあるが、手順を守ってしっかりレンチン。数分待って取り出せば……

完成!


内容量が430gとそこそこあるため、これなら男性でも満足できるだろう。ひらたけ・エリンギ・しいたけをバター醤油で味付けしているとあって、ラップを外したらフワリといい香りが漂ってくる。

さて、肝心のお味はどうだ。口に入れてみると、ポルチーニのパウダーを使用しているとのことでホンワリ高級さが漂ってきた。一言で表すならばアッサリしていて優しい。トリュフがそこまで主張してこなかったものの、そつなくウマい。うむ、よいよい。秋ですねぇ〜。

商品的にはとがって伸るか反るかよりも、平均点をとりにきたって感じだろうか。濃い味をがっつり食べたい人は物足りないかもしれないが、より多くの人に受け入れられる味と言っていい。

ニチレイのご飯系といったら「本格炒め炒飯」が真っ先に出てくるが、いつもとはちょっと違ったメニューを食べたいなぁという人にちょうどいい。どちらかというと女性の方が気に入るかも。

それにしても、およそ300円という安さで気軽に季節メニューを味わえるなんて。冷蔵庫に入れておけばいつでも食べられるし、右肩上がりの業界に改めて納得した。いやぁ、最近の冷食ってホントにスゴい。

参考リンク:ニチレイ「トリュフ香る3種のきのこのバターピラフ」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.

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