はぁ〜痩せたい……そう思っているものの、なかなかどうしてダイエットが上手くいかない。なんと言っても食べものが美味しすぎる。一度理性が吹き飛んだら最期。どうしても歯止めが効かなくなってしまう。
仕方ない、だって人間だもの──。そのように心が折れた時期もあったが、捨てる神あれば拾う神あり。ダイエットブームまっただ中の今、美味しく食べられる「低糖質メニュー」も増えているのだ。これならわがまま言いながら痩せられるのでは……?
ということで始まった企画「わがままダイエット」は今回で4回目。これまで外食チェーンの低糖質メニューに手を出してきたが、冷食でも使えそうな商品を見つけたので買ってみた。トップバリュの「お米のかわりに食べるカリフラワー(248円)」がそうだ。
糖質は米に比べておおよそ1 / 25。容量は300gと他の一般的な冷食米類と比べると、少なくもなく多くもないといったところか。カリフラワーは炒飯にして食べるのがオススメらしいが、ココイチのカリフラワーカレー(600円)に代表されるようにカレーとの相性も見逃せない。
そんな訳で、なるだけ安くカリフラワーカレーを作ってみることに。カレーにはオーソドックスなボンカレーゴールドの中辛(138円)を用意。まぁ相手が相手でココイチだけに冷食で勝つのは無謀だと百も承知だが、安い値段で美味しいカリフラワーカレーが食べられる可能性はゼロじゃない!
・冷食でも見た目よし
それでは、さっそく調理といこう。カチカチになったカリフラワーを袋から取り出してレンチンし、その上に温めたカレーをかける。どちらも冷食なので超簡単。これなら料理の苦手な男性でもラクショー。現にものの数分で完成した。
ていうか……
普通に美味しそう!!
カリフラワーの匂いこそキツいものの、パッと見はほとんどカレーライス。冷食だからと言って、ココイチに劣っている点は見当たらない。あとは味が勝負の分かれ道だが、これは期待っ……!
・思わぬ落とし穴アリ
まずは一口。脳が「カレーに合うのは白米」とインプットしているため、どうしても味気なさを感じてしまう。しかし、ココイチ同様にカレーの勢いがカリフラワーを飲み込んでいくので苦にならない。ココイチに比べるとグイグイ食べられるほど美味しくはないが、ダイエットしていると思えば問題ないレベルの味だ。
ココイチが100点とするなら、冷食は75点で十分に合格点。だいぶ健闘していたように感じた一方、思わぬ落とし穴もあった。というのも……
袋丸ごとカリフラワーを使ったからか、中盤から終盤にかけてかなりキツかったのだ。前述したように容量は300g。米だと余裕な量だが、カリフラワーの「300」は少しばかり苦行っぽくなった。ここだけの話、無理は良くないので おにぎりを加えて食べた。思えばココイチのカリフラワー量は並盛り180g、大盛り225gなのでそのあたりも計算した結果なのだろう。
家でカリフラワーカレーを食べる人にアドバイスするなら、複数人もしくは2回に分けて食べるなど調整した方がいいということ。そうすれば200〜300円でカリフラワーカレーを食べられて財布に優しくなるし、量的にもちょうどとなる。
あと、カレーの種類によってカリフラワーとの相性は変わってくると思われるのでいろいろ試すのも面白そう。ココイチを参考に似たカレーを使うと、より高みを目指せるかもしれない。安く済ませたいダイエッターはレッツチャレンジ!
参考リンク:お米のかわりに食べる カリフラワー
Report:わがままダイエッター&冷凍食品研究家・原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼五目炒飯と混ぜて食べるといいらしい