先日、とてもショックな事実を同僚から打ち明けられた。隠せていると思いこんでいた私の屁の音は丸聞こえだったらしい。詳しく説明しよう。
当編集部のトイレは壁が薄い。どのくらい薄いのかというと、消臭スプレーの「シュー音」が3〜4メートル離れている私の席でさえ聞こえるほどに壁が薄い。当然、屁の音なんかは、何の対策もしなければ丸聞こえだ。
よって、いつも「もったいないな……」と思いつつも、ジャーッと水を流しながら屁をしていたのだが、さすがに地球に優しくないな……と反省し、“用足し音” を消す「流水音発生器」を密かに導入したのである。
設置したのは、オーム電機の「ミニ 流水音発生器 OGH-1」なる商品だ。Amazonで791円で購入した。単三電池2本を入れて、両面テープを剥がして壁に貼り付けたら、もう「音姫つきトイレ」みたいな感じになる。
ボタンを押すと「ジョボジョボジョボジョボ……♪」と、本物ソックリな流水音が約25秒間流れるので、その間にプゥプゥと屁をこいていた。時にはプゥどころではない、もっと凶悪な効果音の爆音屁もこいていた。
ところが!
設置してから10日ほど経ってから、同僚から「羽鳥さんの屁、丸聞こえです」との衝撃告白を受けたのである。ウ、ウソだろ!? 私の屁は、80デシベルの流水音にも勝るというのか!? ていうか、もっと早く教えてくれ。
事情聴取すると、屁音が聞こえたのは1度や2度ではないという。どうも私の屁音は「サッカーのホイッスル」もしくは「クイズ番組のブザー音」のような甲高い音らしく、流水音のジョボジョボ音では到底ごまかせない音域らしい。
もっとも、「流水音発生器」を使いながら、ふと不安になることも多々あった。というのも、屁がしたくなったら流水音発生器のボタンを押して25秒間のジョボジョボ音(80dB)を発生させるわけだが、それって……
「さあ、今から屁をしますよ!」
と宣言しているようなものではないか。それも、1トイレタイムにつき3〜4回はボタンを押す(=屁をする)。事実、同僚たちは「またかよ!」や「まだ出るのかよ!」と思っていたらしい。もっと早く教えてくれ。
私が何を言いたいのかというと、トイレの用足し音(小)は「流水音」なので消せるが、(大)と共に発せられる噴射音や屁の音は、そもそも「流水音」ではないので「流水音発生器」では消せないということである。
よって、もしも屁音を消すために流水音発生器を購入しようとしている人は考え直したほうが良いだろう。「屁には屁を」という言葉もあるように、ブーブークッション等で “音を同調” させたほうが誤魔化せるかと思われる。
その後、とりあえず私は、今回設置した「ミニ 流水音発生器 OGH-1」を追加で4つ購入した。80デシベル×5のパワーなら、私の屁の音も消してくれるであろうというもくろみである。うまくいったら、また報告したい。
参考リンク:Amazon「ミニ 流水音発生器 OGH-1」
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼トイレの壁薄問題については下の漫画を参照
▼あまりのショッキングな告白に、思わずツイート
せっかく会社のトイレに音姫を入れたのに、オレの屁音のほうが強かったもようで、まるでサッカーのホイッスルのように響き渡っていたとの同僚情報。
音姫を大量に追加招集し、大コーラスで封じ込める作戦を遂行する。— GO羽鳥 (@olymposgo) July 4, 2019