もはや時の人であるZOZO前澤友作社長。元バンドマンである彼のバンドのCDをTSUTAYAでレンタルしたところ、意外な事実が判明したのは以前の記事でお伝えした通りである。そのCDを返しに渋谷に行ったところ、東急百貨店で『島根物産展』がやっていた。

2019年1月17日から22日まで開催されているこの物産展、フラッと立ち寄ってみると目に飛び込んできたのは出雲そばの店『一福』。出雲そばと言えば「日本三大そば」と呼ばれるがよく考えたら食べたことがない。そこで初めて食べてみたぞ

・見たことないのが出てきた

日本三大そばとは、日本の代表的なそば料理を指して使われる言葉で、「長野の戸隠そば」「島根の出雲そば」「岩手のわんこそば」がそう呼ばれることが多い。と言ってもそばなので、まあ、そんなに変わらないだろう。と思いきや……

白湯みたいなのに入ったそばが出てきた。ちなみに、私が注文したのは『釜上げそば(税込864円)』。透明感が高めで知られる関西のつゆでも色はついているが、これは完全にお湯の色をしている。味するのかな? 周囲を見回すと食べ方が書かれている紙を発見。

どうやら、別瓶のそばつゆをセルフで足しながら食べるもののようだ。そう言えば小瓶がついている。これつゆやったんか。

・初めて出会ったそばの食べ方

それにしても初めて出会った食べ方だ。一体どんな味がするのだろうか? さっそく、そばつゆをかけてみよう。

ところどころに濃い色を残しつつ湯に沈殿していくそばつゆ。まるでコーヒーにミルクを入れたみたい……ハッ! ひょっとしてこれ混ぜないでいくパターンか? コーヒーも実はミルクをたらしたまま飲むのが正しいとも聞くし。そこで、そのまま食べてみたところ……


薄っ!


今度はそばつゆを全部入れて混ぜてみたが、つゆの味はやはり結構控えめ。それゆえに、そば本来の味は強く感じる。舌の感覚が引き出されていくような不思議なつゆである。ウマイ。ウマイんだけど……

・正しい食べ方とは?

食べ方は本当にこれで合ってるのだろうか? やはり、混ぜないでいくのが正しい食べ方かもしれない。コーヒーも実はミルクをたらしたまま飲むのが正しいとも聞くし

そこで、島根県出身の佐藤英典記者に食べ方を聞いてみた。出雲そばの釜揚げそばって、そばつゆ入れた後混ぜますか?

佐藤英典「まあ……普通に混ぜるだろそりゃ


──と、若干「何言ってんだコイツ」感すら漂う返答。なお、佐藤記者によると、出雲そばと言えば割子そばが主流で、釜揚げはあまり食べたことがないのだとか。ワイ、この1日何やってたんやろう……。出雲そばは奥が深い。奥出雲だけに。

参考リンク:島根物産展
Report:立ち食いそば評論家・中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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