うまいカップそばと言えばどん兵衛だ。カツオ出汁のきいたつゆと歯切れの良いそばのハーモニーは素朴ながらも飽きない味。インスタント麺であることを考えるとかなりのクオリティーと言えるだろう。しかし、私(中澤)はこう思うことがある。「つゆがもう少しコク深ければ……」と。

わかってる! 贅沢を言っていることは。でも、どん兵衛のつゆがもっと深い味になったら真に最強だと思うのだ。そんな私の贅沢を超簡単に叶えてくれるレシピを発見したのでお伝えしたい。使うのはほうじ茶だけ

・そばとほうじ茶は合うらしい

ある日、ネットサーフィンをしていると、料理研究家「リュウジ(@ore825)」さんの以下のようなツイートが話題になっていた。

「これ騙されたと思って一度やってみてほしいんですが、ほうじ茶で蕎麦つゆ作るとめっちゃ上品で旨い蕎麦になるんです(中略)ほうじ茶300ccに白だし大さじ2と塩少々入れ沸かして茹でた蕎麦一人前にかけ天かすとネギ乗せるだけ

ほうじ茶の香ばしい香りとだしがなんとも旨い、是非お試しを!」

──ぜひ試してみたい。そう思ったのだが、そばを作るのさえ面倒くさかったのでどん兵衛でやってみることにした。私が試したのは以下の方法である。

【用意するもの】
・どん兵衛
・ほうじ茶ペットボトル500ml

【作り方】
1. ほうじ茶を沸かす

2.「1」でどん兵衛を作る


以上だ。見た目は普通のどん兵衛が出来上がった。


とは言え、ほうじ茶は香りが強く味にも渋みがある。紹介されているレシピはそれ込みのものなのだろうが、どん兵衛をほうじ茶で作るだけではさすがにバランスが悪くなる可能性も高い。お茶成分が前面に出てきたらマズイ気もするがはたして? 食べてみたところ……


ウッッッッッマ


ほうじ茶感はなく、ちゃんとつゆの味が支配している。その上でどうだこのコク深さは! ほうじ茶の渋みや香りが裏からつゆを持ち上げるようにマッチし、ウマみを倍増させているではないか

立ち食いそば屋を140店以上を回っている私だが、まるで店で味わうこだわりのつゆのような深さを感じた。今後はずっとこれで作る。

どん兵衛のつゆが超簡単にガチ本格派の味になるこのレシピ。お湯の代わりにほうじ茶を沸かすだけなので、作る時間も変わらない。肌寒いこの季節。お茶を沸かすついでに作ってみてはいかがだろうか。

参照元:Twitter @ore825
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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