若者の車離れが進んでいると言われている日本。しかし一方で売れ行きが伸びていると言われているのが軽自動車だ。そんななか、海外でも超コンパクトな電気自動車が話題となっているのでご紹介したい。

その電気自動車の名前は『マイクロリーノ(Microlino)』である。公式インスタグラムにアップされている画像を確認すると……レトロな雰囲気でマジお洒落! さらにはコロンと丸いフォルムが超キャワワ~ッ!!

・2018年12月に量産を始めスイス国内で発売予定

『マイクロリーノ』はスイスに拠点を置くMicro Mobility Systems社が開発した2人乗りの小型電気自動車である。ホームページの情報によると同車は先日、販売にあたって必要となる “型式認証” を取得。2018年12月には量産を始めスイス国内で発売する予定だという。

実は、2016年に発表されて世界中で話題となっていた『マイクロリーノ』。もともとは2018年中旬の販売を目指していたが、特殊な構造などが原因で型式認証の取得に予想以上の時間がかかってしまったもようだ。


どんな点が特殊なのかというと……



フロント全面がガバッと開くのである!


しかし、個性的でありながらスペックはちゃんと実用的。最高速度は時速90km。航続可能距離はバッテリー容量が8kWhのモデルで約126km、14.4kWhのモデルで約202kmとなっている。また価格は一般的な軽自動車程度で、およそ1万2000ユーロ(約156万円)を予定しているとのことだ。

ネット上ではすでに予約の受け付けが始まっているほか、発売に先行して早々に25台を生産。一般ユーザーを対象としたテストを実施するという。軽自動車が人気の日本に上陸すれば、もしかするとヒットするかも。『マイクロリーノ』の今後の展開に要注目だ。

参照元:Instagram @microlino_officialMicro Mobility Systems(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼「Microlino」の走る様子がこちら