ひと昔前、中古品売買やメンバー募集などは町の掲示板に広告を貼って呼びかけていたものだが、現代では全てネットで事が済むようになってしまった。

そんな今の時代、ある海外男性が「昔ながらの貼り紙広告」を制作し、その内容がシュールで笑えるとSNSでジワジワと人気を集めているというので紹介したい。

・懐かしの貼り紙広告がジワジワ来る……

米ニュースサイト『boredpanda』によると、“昔ながらの貼り紙広告” を制作してSNSでひそかに笑いを誘っているのは、アラン・ワグナーさんという男性だ。

なんでもアランさんは、さすがに貼り紙&口コミだけで何かを拡散させるのは難しいと思ったのだとか。そこで、貼り紙広告を制作して近所の電柱に貼り、あたかも変な広告を見つけたかのようにInstagramに投稿し始めたら、いつの間にかフォロワーが33万人を超えるほどの人気になっていたというのだ。

・「この鳥を見つけました。あなたのペットですか?」

例えば、時々道で見かける「行方不明のペット」に関する広告をパクった貼り紙には、ハトの写真に「この鳥を見つけました。あなたのペットですか?」との文句が書かれているのだ。

「ハトなんて全部一緒に見えるから分かんないでしょ!」とツッコミを入れたくなるが、それがアランさんの狙いである。続けて次のような情報も書き込まれているから、さらに笑いを誘ってしまう。

・名前のタグはなし
・いろんな名前を呼んでみたけど反応はゼロ
・全く指示に従わない(しつけが十分ではない)

と、ひねくれたユーモアが満載なのだ。


・変な貼り紙広告のオンパレード!

そして、ジャグジーにつかる恰幅のよい男性の写真がプリントされた広告も、か~なり奇妙でシュール! 貼り紙には、

「この男性を知っていますか? 5日前に家のジャグジーに現れ、今でも滞在しています。動きもしなければ喋りもせず、まばたきもしません。そして、夜には目が赤く光ります。この人物に関する情報やアドバイスがあれば、こちらに電話を」

と電話番号も記載されているが、もちろん偽ナンバーである。


その他にも「なんでもチョップできます」との広告には、「私がチョップできない物を持参した人には、400ドル(約4万4000円)の賞金を差し上げます」とのうたい文句が! 

こんな貼り紙を道で見かけたら、思わず立ち止まって「これって本気!? それとも冗談?」としばし考えてしまいそうだ。

昔ながらの貼り紙広告がSNSで人気なっているとはなんとも皮肉であるが、ジワジワ~と来るアランさんのInstagramページのフォロワーは、これからも増えていきそうだ。

参照元:Instagram @truewagnerboredpanda(英語)
執筆:Nekolas

▼「血痕を除去できます」という妙~な広告

▼「トロンボーンを教えてくれたらワンコをあげます!」って貼り紙

▼“車の物マネをする男性” の広告。シビックもアコードも一緒じゃん……

▼「助けてください。父が鎖を食べるのをやめません」