現在開催中の「餃子フェス TOKYO 2017」。餃子好きはもちろん歓喜しているに違いない。ここに来れば、美味しい餃子をいろいろ食べることができるからだ。そしてこの会場で、もうひとつの食マニアを喜ばせる商品に出会うことができる。その商品とは、「パクチー醤油(アニー・ザ・パクチー・ソイソース)」だ。

パクチニストは家庭に常備しておきたい調味料ではないだろうか。実際に購入して、その味をたしかめてみたところ……何だコレ!? うめぇえええええ! パクチーそこまで好きじゃないけど、コレは万能調味料やないかッ!

・パクチーを食わなくなったワケ

そもそも私(佐藤)は、そこまでパクチーに関心がなかった。東京・中野の999(カオカオカオ)のダイナマイトラーメンを食うまでは……。

2キロものパクチーが乗ったラーメンを食って以来、「もう当分パクチーはいいや……」となってしまっていたのだ

だから今回、餃子フェスでパクチー醤油を見つけた時に、まず最初に「本当にウマいのか?」と身構えてしまったのである。

・老舗醤油醸造場とパクチーの出会い

この商品は創業明治15年、愛媛県宇和島市の「旭醤油醸造場」と、同じく愛媛の西条産パクチーがタッグを組んで作られたのだとか。

どんな料理にも合うようなのだが、卵かけごはんにも合うとのことなので、早速ご飯に卵をかけて、味見してみることに。

・匂いはさわやか

瓶を開封すると、ほのかにパクチーとニンニクの香りが! パクチーが苦手という人は、パクチー特有の強烈な匂いを受け付けないのかもしれないが、これはそれほど匂いが強くなく、さわやかな印象だ。とりあえず、ご飯にかけてみると……。

パクチーが結構入っている。一見青のりのように見えるのだが、間違いなくパクチーだ。

そして実際に食べてみたところ……。おおッ! これウマい!! 思った以上にニンニクの風味が効いており、パクチーの主張は全然強すぎない。むしろ、ちょうどいい。

原材料を見ると、ごま油も入っている。パクチー・ニンニク・ごま油のバランスが良く、このまま野菜にかけて、サラダにしても相当ウマいと思う。焼肉のつけダレとしてもイケるかも。一口食べただけで、その万能さが窺い知れるほどだ。

・白ご飯が一番合うのかも

ちなみに卵にうるさい男、中澤星児にも味わってもらったところ、「これ卵なくてもエエんちゃいますか?」という。どういうことなのか?

中澤「あのねえ、これ白ご飯にかけたら十分ウマいんすよ。白ご飯にドバドバかけたら絶対ウマいはず」

なるほど、たしかに卵で味をまろやかにするよりも、白ご飯でダイレクトにパクチー醤油を味わった方が、より美味しく感じるかもしれない。ということは、白ご飯さえも美味しく食べられる醤油ということなのか。

とにかく何にでも合うのは間違いない。ステーキソースにしてもヨシ。刺身にかけてカルパッチョ風にしても良さそうだ。一度味わえば、その万能ぶりに驚くはずである。

参考リンク:アニー・ザ・パクチー
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24