buzzfeed

アメリカで起きている「スタバ不買運動」。以前の記事で、私(佐藤:Mr.Sato)がそれに巻き込まれたことについてお伝えした。なぜ何でもない日本のオッサンである私が、巻き込まれなければいけないのか?

そう思っていたところ、1日後に事態は急展開! Twitterで私の画像が拡散するきっかけとなった投稿をした人物から、私宛てにメッセージが届き、ことの全容が判明した。それと同時に、アメリカの大手メディア「BuzzFeed」に取材されたのである。何だこの超展開は! 目が回るッ!!

・スタバ不買運動の経緯

あらためて、何が起きていたのか順番に説明しよう。そもそもスタバの不買運動は、トランプ大統領が「イスラム圏7カ国からの移民の入国を禁止する大統領令」に署名したことに端を発している。詳しくは、以前に公開した「米スタバが『1万人の難民を雇う』と発表」の記事を参照して欲しいが、簡単に言うと、これに対抗する形でスターバックスは「75カ国で難民1万人を雇用する」と発表したのだ。

一方、トランプ氏を支持する層の間ではスタバの不買運動が広がり、「#BoycottStarbucks」(スターバックスをボイコット)というハッシュタグまで登場。一時Twitterのトレンド1位にまで上り詰めていた。ここまでの流れで、私が巻き込まれる理由がひとつも見当たらない。

・私の画像で米国人「イェエエエエ!!」

ではなぜ、私の画像が拡散することになったのか?

それは、スタバの発表を支持する層が「スタバを応援しよう! スタバのコーヒーを飲みまくろう!」という意味で、ネット上で拾った私の画像を用いたからだ。

staba3

たしかに、スタバのビッグロゴマグを持って、東京・渋谷のスタバに行く私の姿は「スタバ大好きオジサン」としか言いようがない。

staba6

巨大なマグでコーヒーを飲む私の姿を見た、アメリカの人々は、「イェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」となったのかもしれない

・投稿した本人からメッセージが来た!

この後に、画像の当事者である私は、海外の知人から「アメリカで画像がめっちゃ出回っているよ」と教えられ、騒ぎを知ることとなる。英語がそこまで堪能ではない私は、何か良からぬことが起きていると誤解して困惑。私が困惑していることを、また別のユーザーが投稿した人物に伝えるに至った。一旦流れを整理しよう。

1.スタバの不買運動が始まり、「#BoycottStarbucks」がTwitterトレンド1位に
2.スタバを支持する層が、私の画像をスタバを応援する意味で使用し、拡散される
3.私が騒ぎに巻き込まれたと知り困惑
4.最初に投稿したと思われる人物が、私の困惑を知り困惑

当事者同士が、意味不明にお互い困惑してしまったのだ。1日を経た段階で、投稿者が私にメッセージを送ってきた。彼は以下のような感じで、なぜ画像を使用したかを伝えている。

「ヘイ! Mr.Sato ボクはスタバを支持する意味で、君の画像を使ってツイートしたんだ。グーグルで『big starbucks mug』か何かで検索して、君の画像が引っかかったと思う。君に何かトラブルを起こす意図があったワケじゃないんだよ!」

・怒られていると思ってた……

こんな感じである。同じ頃、私はロケットの英語版ライターに、「ヤバいことなんか起きてないよ。むしろいい意味で画像が使われているよ」と説明を受け、事態を理解した。なるほど、そういうことだったのね……。「Mr.Satoふざけんな!」とか思われてると思ってた。いつも怒られてばかりだから、相当ビクビクしちゃったよ……。

・BuzzFeedにインタビューされたでござるッ!!

そんな私に、米大手メディア「BuzzFeed」のライターから取材の依頼が来た! えっ!! 米BuzzFeedですと! 2つ返事でOKして、簡単な質問に答えたら、その記事が速攻で公開されたのだ。仕事はええ! 興味のある方はBuzzFeedの記事(英語版はこちら)を確認してみて欲しい。

これで全米にMr.Satoの存在が知れ渡ると思うとワクワクするな! アメリカデビューが近いことを予感しつつ、このレポートを閉じたいと思う。バイなら!

参照元:BuzzFeed(英語)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼勘違いで困惑していたら、画像を投稿した人物からメッセージが来た!