ひと昔前までは、海外では「生魚を食べるなんて気持ち悪い!」と言われていたのに、今や寿司は、日本の国民食から世界で愛される食べ物へと変化を遂げた。

そんな、日本を代表する料理である寿司が、なんと米国のスタバで販売されているというニュースが飛び込んで来た! 日本のスタバには売っていないというのに、米国における寿司の人気ぶりを物語るニュースをお伝えしたいと思う。

・米スタバで寿司が食べられるらしい

米スタバの公式ウェブサイトによると、シカゴの店舗で「寿司ブリトー」と名付けられたアイテムが実験的に売り出された。しかも、売れ行きが良ければ、他店舗でも販売を開始する予定とのこと。

ちなみに、ブリトーとはメキシコ料理の種類で、トルティーヤという小麦粉かトウモロコシの粉から作られた薄焼きの生地に、肉やチーズ・野菜などを包んで食べる料理である。握り寿司とは違い、海苔と寿司飯に具材を包んだ海苔巻きはブリトーと共通点があるため、「寿司ブリトー」というハイブリットな名前が命名されたようだ。

・寿司ブリトーの中身は何!?

では、一体何が寿司ブリトーに入っているのか気になる人もいるかと思うので、その具材をまとめたものを以下に紹介しよう。

【寿司ブリトーの中身】
細かく刻んだチキン
トマティロ・サルサ(トマティロという酸味のある野菜を使って作られたサルサ)
ライム・クリーマ(フィッシュタコスに使用されるクリームソース)
きゅうり
キャベツと玉ネギのピクルス
アボカド
生の玉ネギ

この具材が、寿司飯と海苔で巻かれたのが「寿司ブリトー」という訳である。

・アメリカには珍しい寿司がいっぱい!

かなりアメリカナイズ……いや、メキシカンナイズされた海苔巻きだが、筆者がアメリカに在住していた時にも、日本ではお目にかかれないような寿司を数多く目撃した。

カニカマとアボカド、クリームチーズを挟んだ海苔巻きに天ぷら粉をつけて揚げ、うなぎの蒲焼ソースをかけた「フライド・カリフォルニアロール」なんて珍品を食べたこともある。果たして寿司ブリトーが、米スタバで人気アイテムになれるのかどうか気になるところだ。

コーヒーも寿司も個別で食べたら美味しいが、一緒に食べて楽しめるかどうかが問題のような気がする。いくら日本が寿司の本場とはいえ、おそらく、日本のスタバで寿司が販売されることはないのでは……と思った筆者である。

参照元:Twitter @foodandwineStarbucks(英語)
執筆:Nekolas

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