芸術の分野に入れられる映画やドラマ作品は、数学などの理数系とは関係がなさそうだが、実はそうでもないようだ。以前、海外ドラマ『シャーロック』には、印象的なシンメトリー場面がテンコ盛りだという記事を掲載したことがある。

そんななか、映画&ドラマのシーンが 「いかに幾何学的に計算されているか」が分かるアプリがあるというので、こちらも紹介してみたいと思う。

・専用アプリで映画&ドラマのシーンの構図が分かっちゃう!

映画やドラマのワンシーンを抜き出して、いかにシーンの構図が幾何学的に計算されているかを証明しているのは、アプリ「Composition Cam:コンポジション・カム」の Instagram アカウントだ。

コンポジション・カムをスマホにダウンロードして、お好みのシーンにファインダーを合わせて写真を撮れば、シーンの構図を知ることが出来るアプリだ。

・あの有名な映画のシーンも計算し尽されているぞ!!


例えば、映画『マトリックス』でキアヌ・リーヴス演じる主人公ネオに、モーフィアスが電脳世界に導く赤と青の錠剤を選ばせるシーン。

モーフィアスのサングラスには、向かって左側に赤の錠剤を選ぶネオが写り、右側には青の錠剤を見つめる彼が写し出されている。モーフィアスの鼻筋を中心に分割された構図を見ると、いかに、そのシーンが計算されているかが分かる。

また、『ハリー・ポッター』からは、階段で手に手を取るハーマイオニーとロンのシーンが取り上げられているのだが、基本となっているのは長方形を三分割した構図であることを示している。

・映像はパッと見のヴィジュアルが命!


こうして Instagram の写真を見ていくと、シーンの構図は真ん中を中心にした二分割と三分割、放射線状と円形、三角形を基本に組成されていることが良く分かる。

文章で読みながら想像を膨らませる本とは違い、映像はパッと見のヴィジュアルが全てだ。何気なく見ているシーンも全て幾何学的に計算され、見ている人に強く印象に残るように考え尽されているのである。

こうやって1つ1つのシーンを眺めていると、映像作家の職人芸ぶりに感銘を受けてしまう。芸術とは縁がなさそうな幾何学も、実は大きな役割を果たしていることに納得してしまった。

参照元:Instagram @comp_cam
執筆:Nekolas

▼『スター・ウォーズ』のワンシーンもこの通り!

▼『スタント・バイ・ミー』の線路のシーンも、幾何学的な構図が基本に!!