2026年の「土用の丑の日」は7月26日だそうだ。今では夏バテ防止としてうなぎを食べる習慣が定着しているが、元々は「う」がつく食べ物ならなんでもいいんだとか。うめ? うどん? ウィンナーはダメなのかな~?

それはさておき、私にはかねてから「うなぎ」にまつわる疑問があった。それはスーパーで売っている「国産うなぎ」と「外国産うなぎ」はそんなに味が違うものなのか……という疑問である。

・国産は希少

昨今の物価高を抜きにして元来うなぎは高級食材である。特に国産うなぎはある種のブランド品であり、おそらく「1度も国産うなぎを食べたことがない」という方も少なくないのではないだろうか?

かくいう私も家で食べるにせよ店で食べるにせよ、正真正銘の国産うなぎを食べた経験は数回あるかないか。うなぎキャリアの95%以上は「外国産うなぎ」を食べている。

それでもうなぎはうなぎであり、食べればちゃんと美味しいのがうなぎの優秀なところ。特に専門店で食べた場合、外国産のうなぎであろうと十分満足できるクオリティだ。だがしかし……。

・冷凍ならば?

それは職人の技が活きているからで、例えばスーパーで売っているような「冷凍うなぎ」ならばどうなのだろう? 職人技がそこまで発揮できないケースでも「国産」と「外国産」は味に違いがあるのだろうか?

ましてやうなぎは「タレ」の存在感が強い料理である。極端に言えば「タレさえぶっかけておけば国産も外国産もそこまで違いはない疑惑」があるハズ。もうすぐ土用の丑の日……ならば確かめるしかないだろう。



というわけで、スーパーで1080円の「中国産冷凍うなぎ」と2138円の「国産冷凍うなぎ」を購入。国産うなぎは愛知県三河一色産で、中国産より一回りほど小ぶりのサイズであった。

あとは持ち帰って食べ比べてみることに。どちらもフライパンを使用して加熱し、タレも同じものを使用した。なお、スーパーで見た情報によると冷凍うなぎはフライパンにアルミホイルを敷き、酒を入れて弱火で蒸らすといいそうだ。

・えっ!

で、まずは中国産うなぎは「まあこんなもんだろ」という感じ。いわゆる泥臭さ的な雰囲気が無くもないが、普通と言えば至って普通のうなぎである。牛丼屋や弁当屋で食べるようなスタンダードなうなぎであった。

お次に国産うなぎを食べてみると……おおっ!? 全ッ然違う!!!!! 身の締まり方も違えば分厚さも上で、何より魚の味がする! 泥臭さの気配も感じず、同じ食材を食べたとは思えないほど大きく味が違った。

まさかスーパーの冷凍うなぎでここまで大きな差があるとは。価格差やボリュームを考慮して最終的にどちらを選ぶかは人それぞれだろうが、味に関しては「国産うなぎの方が俄然ウマい」と言わざるを得ない。



・他の記者も

なお、一緒に味見をした記者たちも概ね同じ意見だった様子。以下で感想をご覧いただきたい。


佐藤記者「中国産でも不満はないけど、たしかに国産の方が美味い。国産は身がふっくらしているのに対して、中国産は身がだらしない印象を受けた。それでも私は中国産でも満足できるけどなあ」


原田記者「中国産が普通に美味しくてこれでイイと思ったけど、国産を食べたら噛んだ瞬間から全然違った。身が別物で味をはじめ、いろんなところがもう違う。

ただ、値段まで考えたら最終的には中国産を選ぶかな。これをホカホカの白米の上に乗せるだけで十分満足できるし、より多く食べたいので」


中澤記者「中国産は身が大きくジューシーだけどタレの味がメイン、それに比べて日本産は身の味が強烈で、タレがかかってても川魚みたいな味の方が強い。その素材の味に2倍の価格差は感じた。

でも、うなぎの身の味にそこまでのこだわりがないから安い中国産で良い」


改めて結果をお伝えすると、スーパーで売ってる冷凍うなぎでさえ国産と外国産の味は大きく違った。私も食べ比べるまでわからなかったが、今では「そりゃ値段も違うよな」と納得するくらいの差があると思い知った次第だ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.