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人間、誰だって観光地に足を運ぶとテンションが上がる。普段は見られない美しい風景や美味しい食事は最高だし、物珍しい動物を見かけると、追いかけまわしたくなる気持ちもわからなくもない。だがしかし……生まれたての小鹿には絶対に触れてはならないそうだ

日本三景のひとつ、広島県・宮島。この時期、宮島に生息する鹿は出産のピークを迎えているのだが、生まれたての小鹿に触れた場合、その小鹿は最悪死んでしまうこともあるという

・ツイッターで広がる

「生まれたての小鹿に触れた場合、最悪 小鹿が死んでしまう」……。そう知っている人はどれくらいいるだろうか? お恥ずかしながら記者もその事実を知らなかったが、とあるツイートが話題となっているのだ。

「宮島ではこの時期、小鹿が産まれてます。産まれたての小鹿はまだ親すら子供の匂いを覚えてません。お乳もすえません。ここで人間が鹿を触ってしまうと、親が子供を育てなくなり、せっかく産まれた命が死んでしまうのです。どうか、珍しいからと小鹿を追いかけたり触らないで下さい」

「外国のお客様もどうかお願いします。 たった今、半日もたってない小鹿が追いかけ回され、親とはぐれ、親が探し、ようやく巡り会ったのに、人の匂いがついてしまった為に、親が近寄らないのです」

鹿の習性には詳しくないが、ツイートによると親鹿は小鹿のニオイで「自分の子供」だと認識するらしい。そのニオイを覚えるまでの間に人が触れてしまうと、人間のニオイが小鹿に付着し、親鹿が自分の子だと認識せずにお乳を与えないというのだ。

・本当に可愛いが……

鹿に限らず、犬も猫も生まれたては本当に可愛い。見かけたらついつい触りたくなる気持ちもよくわかる。だがその行為によって、せっかく生まれてきた命が絶たれてしまったとしたら……。「どんなに可愛くても絶対に触れてはいけない」という気持ちになる人は多いことだろう。

ツイートは宮島の鹿についてだったが、鹿が多く生息する観光地・奈良でも同様の問題を抱えているかもしれない。観光地に出かけても、テンション任せに浮かれてはいけないぞ。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:Twitter user, used with permission.