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他と少し違うというだけで仲間外れにされてしまいがちなのは、人間だけでなく動物界でも同じようである。というのも、特異な風貌を持って生まれたために、母親に捨てられてしまった小鹿がいるのだ。

特異といっても青い瞳に白い毛並を持つ小鹿は、今まで見たこともないような美しさ!! この世のものとは思えないような姿は、まるでファンタジー映画から抜け出してきたかのようなのだ! それでは、「美しすぎるのも罪なのかもしれない」と思えてしまような、容姿端麗な小鹿について紹介したい。

・ユニコーンのような小鹿ドラゴン

背中以外が白い毛並に覆われ、ピンク色の鼻に青い瞳を持つ小鹿は、米ミシガン州シーダー・スプリングスの牧場「Deer Tracks Junction:ディア・トラック・ジャンクション」で誕生した。

‟ドラゴン”と名付けられた小鹿は、一本角が生えていたらユニコーンと見間違えそうな美しさだ。しかし、そんな華麗な見た目にもかかわらず、一緒に生まれた他の小鹿と見た目が違うというだけで、ドラゴンは母親に見捨てられてしまったのである。

・母親に見捨てられたドラゴンに新しいお母さんが!

ドラゴンの母親 ‟バニー” も白い毛並を持つ特殊な種類で、ドラゴンはその遺伝子を引き継いでいる。生みの母親が、自分と類似した容貌の子供を受け入れられないとは悲しい話だが、すでにドラゴンは新しいお母さんを見つけたそうだ。

母親から授乳してもらえないドラゴンの親代わりとなったのは、牧場のオーナー、ヒラリー・パウエルさん。彼女は、白い毛並のドラゴンは野生では目立ってしまうため、生き残るのが困難だと語っている。

・1カ月ほどで他の小鹿と暮らせるように!

ヒラリーさんはドラゴンが母親に見捨てられた日から、小鹿に哺乳瓶で授乳を開始。数日間を家の中で過ごしたドラゴンは、庭に設置された小さな囲いへ移され、1カ月ほどで他の小鹿と一緒に大きな囲いの中で暮らせるようになるとのこと。

ちなみに、エレガントな見た目に似つかわしくないドラゴンという名前は、ヒラリーさんの息子が命名したそうだ。他の鹿の名前がかわいらしい名前ばかりだったので、力強い名前を付けたかったと話している。

他の人と違うというだけで、いじめに遭ったり仲間外れにされてしまうとは、本当に残念な話である。個性的でオリジナリティがあることは素晴らしいことだと思うので、もしドラゴンのように特異な人が身近にいたとしても、快く受け入れるようにしたいものだ。

参照元:Facebook @Deer Tracks JunctionmLIVEFOX17(英語)
執筆:Nekolas

▼ファンタジー小説に登場しそうなほど美しい小鹿ドラゴン

▼青い瞳が本当にきれい!!