サッカーの試合において最後の砦となる存在といえば、言わずもがなゴールキーパーである。唯一手を使える彼らが背後をとられない限り、チームは負けない。だからこそ基本的にキーパーが自陣を飛び出すことは、ほとんどないと言っていい。
ところが! ウルグアイにはコートの半分以上も飛び出したトンデモないキーパーがいた。しかも、そのキーパーはたったひとりで相手陣内まで爆走ドリブル! さらにはゴールまで決めてしまったのである!
・試合終了間際での出来事
50メートル以上ドリブルでぶち抜いた選手といえば、メッシやマラドーナを思い出す人もいるだろう。次世代のメッシがついに来たかと胸を踊らせるかもしれないが、実をいうと状況が少しばかり違う。
というのも、動画「Espectacular gol de arquero en clasico | Sub-14 | Semifinal Uruguayo 2015」をご覧いただけたらわかるが、そのプレーがあったのは試合終了寸前の一コマなのだ。
・ウルグアイで行われた14歳以下の試合
衝撃プレーがあったのは、ウルグアイで行われた14歳以下の試合。90分で決着がつかず、延長に突入したコーナーキックの場面でのことである。決勝点を奪うために黄チームは、キーパーだけ残して全員上げる戦法で勝負に出た。一方の白チームは、まず守らなければいけない。
・キーパーが爆走ドリブル
キッチリ守った上、陣形を整えてから攻めるのが普通だが、コーナーキックを直接キャッチした白チームのキーパーは相手以上に大胆な行動をとった。なんと彼はボールを自身の前に出してドリブル開始! 相手ゴールを目指して大爆走しだしたのである!
そこからはあっという間の出来事。50メートル以上も爆走し、唯一残っていた黄ゴールキーパーまでズバッと抜き去って、無人のゴールへミドルシュート! 見事に決勝点を奪ってみせた。
・将来有望か
大暴走のようであり、大爆走だったこのプレー。ここまで勇気を持ってドリブル……さらにはゴールまで決めてしまうキーパーはまずいない。それだけにドリブルでゴールした彼が、伝説の選手となりそうな気もする。