なかなか得点が生まれないスポーツというイメージがあるサッカーだが、実を言うと決まる時はアッサリと決まるもの。10秒あれば得点が生まれるし、何ならキックオフからわずか数秒で決まるゴールだってあるくらいだ。

しかし、いくら何でもキックオフから数秒でオウンゴール(自殺点)が決まることなんてあってはいけない。むしろどうあがいてもできない……はずだが、とんでもない珍事が発生! なんとキックオフから14秒でオウンゴールが決まった試合があったというのだ。

・エストニアで生まれた珍プレー

珍プレーを通り越してギャグとしか言えないプレーが生まれたのは、エストニアで行われた「FCレバディア・タリン vs パイデ・リナメースコンド」の試合でのこと。耳を疑うプレーだけに、子供の試合と思いきや、曲がりなりにもプロの試合である。

パイデのキックオフで試合が始まると、パスで組み立てる戦術を好むチームなのか、自陣後方までパスを戻してじっくりと攻めようとする。しかし、相手選手がDFにプレッシャーをかけると……急ぎ気味に蹴ったボールは自陣ゴールへ向かって一直線!

完全にゴールキーパーの逆をつき、結果として相手選手に触れられることなく自陣ゴールに入れてしまう電光石火のオウンゴールを爆誕させることになったのだ。通常、オウンゴールが生まれると、やるせなさから泣けてくる場合がほとんどだが、あまりにヒドすぎて笑うしかない。

・史上最速のオウンゴールか

史上最速とも考えられるオウンゴールで失点したパイデは、3−1で敗北。試合開始からわずか14秒で崩れたチームを90分で立て直すのは、やはり難しかったのかもしれない。

参照元:Twitter @bahisanalizcomdigg(英語)
執筆:原田たかし