今回のご相談は、「壁ドン」に関するお悩みです。牛丼とか天丼とかの「どん」ではないですよ。婦女子が大好きな、あの「壁ドン」です。まぁ筆者は、牛丼とか天丼も大好きなんですけどね。それはさておき、壁ドンに苦悩する乙女心をご紹介いたします。
・ご相談内容(ぬりかべ子さん)
「先日、『オンナ失格』と言われました。傷ついているので慰めてください。女子会で、『壁ドン』の話題が出ました。私が、『男性に壁ドンをされた経験がない』と発言したところ、『1度も壁ドンされた経験がないオンナはオンナじゃない』と笑われました。皆、最低でも1回は壁ドン経験があるとのこと。菊池先生は壁ドン経験ありますか?」
・嬉しくない壁ドン経験ならありますが……
まずはご質問にお答えしますね。筆者自身の壁ドン経験ですが、広い意味ではありますよ。だいぶ前の話になりますが、うっかりバイオレンス系のクズ野郎と半同棲していた時期がございまして、何かの拍子に彼を怒らせ、まずは壁ドンされました。そしてその後、ボコボコにされました。今となっては良い思い出です……、というのは冗談ですけどね。
お気付きの通り、一般的な婦女子が萌える壁ドンではございません。ぬりかべ子さんが参加した女子会の出席者さん目線では、筆者もオンナ失格ということになりますね。
・意外と少ない壁ドン経験者
筆者周辺の女性陣にも壁ドン経験の有無を聞いて回ったのですが、経験者はほとんどおりませんでしたよ。皆、壁ドンヴァージンです。筆者にとっては、ぬりかべ子さんのご友人が、揃いも揃って経験者という方が、むしろ不思議なくらいです。もしかしたらご友人の面々が経験した壁ドンって、筆者と同じようなボコボコ系かもしれませんよ。だとしたら、ちっとも羨ましくないと思えるはず!
・大事なのは自分の価値観
壁ドン未経験なオンナはオンナに非ずだとか、オンナ失格だとか、その点に関しては、個人の価値観ですから、筆者からは何とも申し上げられません。ただひとつ言えるのは、ご友人の価値観に合わせる必要はないということ! 大事なのは、ぬりかべ子さんご自身の価値観です。ご友人の価値観では、壁ドン未経験者 = オンナ失格かもしれませんが、ぬりかべ子さんご自身はどう思うのでしょうか? まずは、そこから考えましょう。
これはあくまでも筆者の主観ですが、壁ドンってもう古い気がします。壁ドンの後発として浮上した「顎クイ」にすら古さを感じます。次なる流行に何が来るのかわかりませんが、古いブームにこだわる必要はないと思いますよ。
恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ
イラスト:Rocketnews24
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