anime

今回のご相談は、アニメに関するお悩みです。昭和52年生まれの筆者にとってアニメといえば、なんといっても『ドラゴンボール』。そういえば前に婦人会で、ドラゴンボールのキャラクターで彼氏にするなら誰が良いか、討論したことがありました。筆者はダントツでベジータなのですが、実際お付き合いに至るのは、ナッパのようなタイプばかりです、トホホ……。

・ご相談内容(15歳・中学3年生)

「アニメを観すぎているんです。アニメキャラに思い入れが強すぎて、現実の恋愛に全然興味がありません。今はいいと思うんだけど、今後はこのままでいいのでしょうか?」

・中学生がアニメを観るのはごく自然なこと

アニメを観すぎているとのことですが、筆者も中学生の頃は、アニメばかり観ていましたよ。レンタルビデオ店でも映画館でも、選ぶのはアニメ作品ばかりでした。なぜ大人は、生身の人間が登場する、三次元の邦画や洋画を好むのか? それが理解不能だったくらいです。筆者が思うに、アニメは中学生という世代にとって、ドンピシャでハマる文化なのでしょう。

・アニメキャラへの恋は健康的!?

アニメキャラに対する思い入れが強すぎるとのこと……。これもまた、誰もが経験する青春の通過点です。筆者の場合は、『キャプテン翼』のキャラクターに、本気で恋したことがありました。アニメキャラへの恋は、結ばれることはなくとも、フラれることもないです。

そう考えると、多くを望むこともなく、また「どうせ自分なんて……」と卑屈になることもなく、精神状態が常にフラットでいられます。それは、とても健康的な状態といえるでしょう。

・恋愛よりも趣味に生きる現代人は多い

現実の恋愛に興味が持てないとのことですが、全く問題ないです。ひと昔前までは、「誰もが、お年頃になったら、恋愛をするのが当たり前」という時代でした。ですが今は、趣味の多様化により、「恋愛しなくたってええじゃないか!」という世の中に変わってきています。

たとえば筆者の知人には、現実の恋愛よりも宝塚歌劇の男役さんを追っかけしているほうが幸せ、そう語る者がいます。また、大の鉄道ファンで、現実の恋愛より一本でも多くの列車に乗りたいと語る者もいます。あなたの場合は、その対象が、たまたまアニメだったということなのでしょう。

恋は、するものではなく、落ちるものと言われています。恋愛に興味ゼロの人が、ある日突然、ちょっとしたきっかけで恋愛体質になるのはよくある話。その日がくるまで、いまは大好きなアニメに集中しましょう。

コラムニスト:菊池美佳子
イラスト:Rocketnews24

※ ご相談お待ちしています
このコーナーでは皆様からの質問をお待ちしています。恋愛コラムニストの菊池美佳子先生に、恋愛について質問したいという方は、お問い合わせより、「恋愛相談」と明記のうえ送信してください。相談内容はできるだけ具体的にお願いします。なお質問については、編集部で検討したうえで採用させて頂きます。あらかじめご了承ください。