Webも見れるしメールもできるし、写真も撮れるしゲームもできる、音楽も聞けるし電話もできる、そのうえ動画も再生できちゃうのがスマホである。家や出先で動画を再生している人も多いのではないだろうか? 通勤中の電車内で……という人もいるはずだ。

いずれにしても、“スマホで動画を見終えたら、必ずウインドウを閉じておく習慣” を身に付けておくことをオススメしたい。動画を見終えて、そのまま別のアプリを起動……なんてことをしていると、いつか必ず、人生を狂わす大惨事が起きてしまうからだ。

・問題なのは「特定のサイトの専用動画」

YouTube動画だったら、まだ安心しても良い。そのままブラウザで再生されるか、アプリ版のYouTubeが起動するか、そのどちらかであろう。挙動もだいたい予想できる。何が起きても大丈夫。問題なのは、「特定のサイトの専用動画」である。

Vimeoでもないし、Dailymotionでもないし、ニコニコ動画でもない。いわば、“そのサイト自らがページに埋め込んでいる、そのサイト独自の動画” のことだ。男性と女性が素っ裸でレスリングをするような、そんなハッスル系の動画で起こりうる。

・ルール無用のハッスル動画

ハッスル動画の何が恐ろしいのかというと、ずばり、挙動がまったく読めないのだ。たとえば、iPhone5の「音量オンオフ」レバーを「音の出ないバイブモード」にしていても、一部のハッスル動画を再生すると、そのまんまスピーカーから音が出る。

再生するハッスル動画の内容(シーン)によっては、本来ならばスピーカーからは音が出ないバイブモードにしているのに、なぜかスピーカーから呻き声と共にバイブの音がしてくるという、ナニがなんだかよくわからない状況になったりもする。

・ウインドウを開いただけで再生される

だが、本当に恐ろしいのは「ウインドウを開いただけで、少しだけ再生されてしまうハッスル動画」の存在だ。今まさに、実際に私の iPhone5 で確認したが、この現象は見事に再現されてしまった。少しだけならイイジャン……と思いがちだが、よくないのだ。

あれは今から3年ほど前。会社に行くために小田急線に乗り込んでいた私は、ロケットニュース24でも確認しようかと、ポッケから iPhone4S を取り出した。そしてブラウザ「Safari」を起動した……その瞬間!

「ヒィッ!! ヒィーーーッ!!」

──という絶叫が、iPhone4Sのスピーカーから大音量で鳴り始めたのだ。しかも画面には、貝のようなものが超ドアップで映っている。すぐさま私は思い出した。

「このハッスル動画は、昨日の夜に見たヤツだ。見終えたからホームボタンを押し、そのままホーム画面に戻ったのだ。今再生されているシーンは、昨晩の続き……」と。

・音量オンオフ無視のダブルパンチ

それと同時に、一応「音量オンオフ」レバーを確認したが、ちゃんとバイブモードになっている。あらためて何度かレバーをカチャカチャとオン・オフしても、状況は一向に変わらない。その間にも、画面の貝はヒィヒィ動いている。混乱する頭、吹き出る汗。

停止だ! 停止ーッ!! ……とばかりに停止ボタンを押してみるも、手がジメジメしているので反映されず! たのむ! 止まってくれ! ヒィッ!! ヒィーーーッ!! 

──結局のところ、もう一度ホームボタンを押し、強引に「Safari」を闇に葬った。おそらく時間にして2〜3秒だったと思うが、永遠に感じるほど長かった。きっと車内の乗客たちは、「ああ、ホラー映画でも再生しているのかな」と思ったに違いない。

前の晩、ちゃんとハッスル動画のウインドウを閉じていれば、こんなホラー展開は回避できた。子供のころ、よく母から「出したらしまう、遊んだら片付ける」と言われていた。大人になった今、それに「動画を見終えたらウインドウを閉じる」も追加である。

執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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