「LINE乗っ取り」のブームには乗れなかった私(筆者)であるが、相変わらず地味に迷惑メールとのやりとりは続けている。なかなか相手との会話が成立しなかったり、怒涛の数の迷惑メールが一気に届いて私のメールボックスが破裂したりしつつも、穏やかな迷惑メールライフをおくっている。

そんななか、迷惑メール評論家としてテレビ出演のオファーが届いた。番組名は『メッセンジャー&なるみの大阪ワイドショー』で、私の役目は迷惑メールの解説らしい。ということで、つい昨日2014年8月5日、大阪の毎日放送(MBS)に行ってきた!

・いきなりだが、放送日は明日だ!

まず最初に放送日をお知らせしたい。なんと明日、2014年8月7日(木)の23:53〜だ。収録した翌々日は、もう放送! テレビの世界はスゴいなぁ! ……と感心するも、もしも私の解説がヘボヘボで使い物にならなかったらどうなるのだろう……と思うと、緊張感が増してくる。

それはさておき、ドキドキしながら毎日放送に入ると、なんと「GO羽鳥様」と書かれた私専用の楽屋まで用意されていた。


隣の楽屋は弁護士の本村健太郎さんで、逆どなりはグラビアアイドルの小林恵美さん。遠くの方にはメッセンジャー黒田さんや、なるみさん、メッセンジャーあいはらさん、シャンプーハットてつじさんなど、ビッグネームの名前が書いてある。とんでもないところに来てしまった。この時点で緊張しすぎて汗ダラダラだ。

・楽屋はキレイで快適そのもの

ちなみに楽屋の机の上には、台本やお菓子、飲み物などが置かれていた。貴重品を入れる金庫もあるし、洗面台やテレビもある。灰皿もあるのでタバコもOK。さらに、昼食まで用意されていた。簡単な軽食が書かれたメニュー表の中から、好きなモノを選んでOKなのだという。

正直言うと、実は緊張のあまり今にも吐きそうだったのだが、何か注文しないと悪いと思い、ホットドッグをリクエスト。すると「えっ、本当にそれでいいんですか!? 遠慮しなくていいんですよ!」とスタッフさんに驚かれた。ちなみに私の担当をしてくれていたディレクターさんは、カレーライスを頼んでいた。

・リハーサル開始

そのまま楽屋で簡単な打ち合わせをしてから、いきなりスタジオに入ってリハーサルが始まった。セリフの台本があるわけではなく、「こんな流れで進めます」的なリハーサルだ。進行役のアナウンサー武川智美さんは本人だったが、他の出演者さんたちの席には「タレントさんになりきったスタッフさん」が座り、本番と同じような流れでトークをしながら最終確認をするのである。


本番さながらの緊張感で、スタッフさんたちが次々と質問を私に投げてくる。それに必死で答える私。その横では、私の iPhone がブルブル震えつつ、常に迷惑メールを受信している。……そう!

まいどおなじみ迷惑メールフィルタなしの「ノーガード戦法」で、どれだけリアルタイムに迷惑メールが届くのかも見てもらおうという作戦なのだ。さらに今回はバイブだけではなく、景気よく「着信音あり」で行こうということになったのだ。

ほぼ1分ごとに「チーン」と受信を知らせる私の iPhone。たまに「チーン、チンチチン!」と変則的なチンをしてくるので、iPhone ならびに迷惑メール業者のコンディションはよさそうだ。いいぞ、いいぞ、もっと来い! 私に送ってくる迷惑メールの1通1通も、れっきとした出演者なのだ。

・ガチガチの私に対して優しい出演者のみなさん

そんなこんなでリハーサルは終わり、本番まで楽屋で待機。その間、出演者の皆さんに挨拶もした。あまりの緊張がガチガチになっている私に対し、なるみさんは「大丈夫大丈夫!」と優しい声をかけてくれた。メッセンジャー黒田さんには「めっ、迷惑メールの羽鳥です!」と不審者すぎる挨拶をしてしまったりもしたが、みなさん想像以上に気さくで優しい人たちだった。

・本番直前に致命的なアクシデントが連発で発生

そして、いよいよ本番。タレントさんや関係者、スタッフさんたちが気合満々な声で「よろしくおねがいしまーす!」と続々とスタジオに入っていく。私の出番は、山崎邦正(月亭方正)にソックリな弁護士の本村健太郎さんの収録のあと。

スタジオの後ろのほうで、ドキドキしながら本番収録を眺めつつ、私の出番を待っていた……その時! 次々と地味なアクシデントが私をおそってきたのである。

まず第1のアクシデントは……なんと、突如「迷惑メールがパッタリと来なくなってしまった」のだ! リハーサルでは、あれだけジャンジャン届いていたのに!! どうする俺! このピンチ、どうやって切り抜ける!? 結果は次ページ(その2)に掲載だ!

参考リンク:MBS「メッセンジャー&なるみの大阪ワイドショー」
Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.