飛行機はまさに空の上の密室。乗客の安全を第一に、万全の対策がとられていると信じつつも、不測の事態には地上よりも焦ってしまうものだ。
先日、米デルタ航空の機内で異臭が漂ったそうだ。もしかして、まさかテロ!? ……ではなく、原因は、中国人客が座席の上で子供にウンコをさせていたというのだ。
・飛行機の中でウンコ
アメリカの華僑向け新聞『世界日報』によると、デルタ航空北京発デトロイト行きの機内で悪臭が漂ったという。異臭の発生源は座席。ウンコだった。
・保護者が子供にウンコさせてた
ウンコの主は子供。間に合わずに漏らしてしまったのだろうか……? と、思ったら少し事情が違ったようだ。子供が便意を催したところ、一緒にいた保護者が、座席の上にわざわざ新聞紙を敷き、その上でウンコさせていたのである。
・周囲がトイレに行くよう勧める → 頑なに座席でウンコ
隣の席でウンコなんかされたら、たまったもんじゃない! それより何より、新聞紙を敷く余裕があるなら、トイレにだって行けるはず!! 周囲の乗客は子供の両親祖父母にトイレに連れていくよう勧めたそうだ。
しかし、祖父はそれを拒否。乗務員も駆けつけ制止しようとしたが、それもスルー。頑なに座席から動こうとせず、結局、座席の上でウンコさせ、機内はウンコ臭が充満してしまった。多くの乗客から恨みの声があげられたそうだ。
・中国人や華僑の声「本当に恥ずかしい」
この便に乗り合わせていたカリフォリニア在住の王さんは、「世界中の華僑の顔に泥を塗った」と嘆いているという。また、このニュースを知った中国ネットユーザーからも
「本当に恥ずかしい」
「恥が天まで届いた!」
「もう何も言えねぇ……」
「新聞紙を敷いただけマシと言えと?」
「ブラックリストに入れてしまえよ」
「この一家だけの恥じゃないんだ。外国だと、民族代表に見えるんだから勘弁してくれ……」
「同胞の皆さん、お願いだから世界中に恥を撒き散らさないでね」
という声が寄せられている。
・法的に禁止されていないのでどうしようもない
また、ネット上では「機内ウンコに罰則はないの?」という疑問の声もあがっている。これについて、ある香港の航空会社の職員がラジオ・フリー・アジアに明かしたところによると、
「機内における子供の排泄には何の法的な罰則はありません。だから我々はお客様に勧告しかできないのです。今回のようなケースは中国国内線でも起こります。ある航空会社はお客様に清掃費を請求したそうですよ」
とのこと。結局、一人一人のマナーと教育の問題なので、航空会社としてはどうしようもないとのことである。
参照元:世界日報、RFA(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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