シャレなのか迷信なのかわらかないが、昔から「ウンコ」は “運” とセットで使用されることが多い。例えば動物のウンコを踏むと「運がついた」なんて言うし、かつては受験シーズンになると、ウンコを投げるゴリラがいる動物園にまで足を運んだ人がいたという。

ウンコで本当に運が付くのか──? そもそも自分でする以外はウンコと接触する機会がないためわからないが、奇跡的に他人のウンコと遭遇した女性がいた。今回の記事は彼女の全面協力を得てお届けする。

・出会いは突然に

キャァァァアアアア! ……この企画はある女性の悲鳴から始まった。悲鳴の主は百村モモ。ロケットニュース24の姉妹サイト「Pouch(ポーチ)」の編集長代理である。悲鳴が起きたのはまだ社内に百村、Yoshio、そして私、P.K.サンジュンの3人しかいない朝早くのことであった。

突然の悲鳴に驚く私とYoshio。「どうしたどうした?」と聞くと百村がトイレの前でブチギレつつ、一気にこう続けた。


「ウンコですよウンコ! 流してないウンコ!! 私この会社で3回目ですよ! というか、他人のウンコってこんなに見ます? 本当に信じられない!」

当社にトイレは1つしかなく、当然男女兼用だ。この日は私もYoshioもまだトイレを使っていなかったため、生まれたてのウンコではない。おそらく、昨晩遅くまで残って仕事をしていた記者の誰かが流し忘れたのであろう。

大ショックを受ける百村。3人でしばし犯人探しが続いたが、それはイイ。それよりも盛り上がったのが「百村にメチャメチャ運が付いたのでは?」ということだ。

・運が付いたハズ

考えてもみて欲しい。動物のウンコを踏む機会だって滅多にないのに、他人様のウンコを見かける機会なんて普通あるだろうか? 40年間生きてきて私は1度もない。それを百村はここ数年で3度も経験しているというのだ。……この会社で。

どんだけヒドい会社なのかはさておき「ウンコと運」の関係を調査するうえで、百村以上の人材はおらず、そしてここまでドンピシャなタイミングもない。というわけで、本当にウンコで運が上がるのかを調べるべく、百村にお金を預けて宝くじを購入してもらうことにした。

百村に預けたのは私が3000円、Yoshioが2000円である。運が落ちたらまずいのですぐに宝くじ売り場に直行してもらい、宝くじの種類も全て百村に任せた。そして事務所に帰ってきた百村が手にしていたのは、3000円分のバレンタインジャンボ宝くじと、2000円分のスクラッチであった。

バレンタインジャンボは抽選までしばらく時間があったため その場で当たりか確かめられなかったが、スクラッチは違う。Yoshioが200円×10枚のスクラッチを削っていくと……!


2300円あたってた!


マジかぁぁぁぁあああああッッ!!


・スクラッチが大当たり!

こう言っては何だが、宝くじを購入して元が取れることなんてほとんどない。わずか300円の儲けだったとはいえ、かつてYoshioが100万円分のスクラッチを購入した際は35万円ほどしか戻ってこなかったことを考えれば、大当たりと言っても差し支えないだろう。

やはり百村には運が付いている──。そう確信した私はバレンタインジャンボ宝くじの抽選日を心待ちにしていた。バラなので1等で2億円……。少なくとも2等の500万円……いいや、3等の100万円くらいは当たっているハズだ。なにせ百村には尋常ではない運が付いているのだから。

・運命の瞬間

そしていよいよ抽選日。私は3000円分の宝くじを握りしめ、宝くじ売り場に向かった。2億円当たったら親に1億円あげよう。500万円なら親族みんなで海外旅行にでも行こう。100万円なら会社のメンバーでパッと使ったっていいじゃないか。3000円が化ける瞬間がやってきた。


宝くじ売り場のお姉さんにバレンタインジャンボ宝くじを渡す──。


さあ、来い2億円!


カモォォォオオオオオオンッッ!


結果……


300円でした。


スーーーーーーーーーーーーーン。


結論を言うと、ウンコと運なんて関係ありゃしねえ。ただの迷信であり、くだらないダジャレだ。Yoshioが当たったのは単なる偶然でウンコとかは本当に関係ない。ぬぁぁぁあああああああ! 俺の3000円!! 俺の2億ゥゥゥゥウウウウウウッッッ!

ちなみに、百村もこっそり自腹で3000円分の宝くじを購入したそうだが、結果は私と同じく300円。つまり2700円の損だったとのことである。ウンコを見た本人が当たらないのだから「ウンコと運は関係ない」そう断言してもいいだろう。

最後になるが、今回当たったのはYoshioだけ。つまりYoshioが運を持っていたことになる。あくまで推測ではあるが、百村が目撃したウンコはYoshioのウンコと考えるのが自然ではなかろうか? 空前絶後のうっかり屋・Yoshioだけにその可能性は決して低くあるまい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.