ウンコをするなら、どこでする? はい、そうですね。ト・イ・レ。きっと多くの人が力強くそう答えるだろう。和式でも、洋式でも、やはりトイレでウンコをする人が多いはず……と、決めつけるなかれ!

なんとこの度、ある大学が「ゴミ箱やシャワーにウンコするのはヤメて」と学生やスタッフに指導したというのだ。一体どういうことなのだろうか?

・大学が「ウンコはトイレでして下さい」と一斉メール

海外メディア『Glasgow Live』によると、今回ウンコ指導を行ったのは、英グラスゴーのストラックライド大学のテクノロジー&イノベーション・センター。

大学施設の作業管理チームが、約400人の学生と250人のスタッフに対して「ゴミ箱やシャワーなど、便器以外の場所でウンコをしてはいけない」とのメールを一斉送信したというのだ。

・大学「トイレの存在意義を思い出して」

なんでも、適切な場所でされていないウンコを何度も見つけた清掃スタッフらから、不平の声があがってこの事態が発覚したのだとか。メールでは本件について「今一度、トイレの存在意義を思い出してもらいたい」「全ての尿、便、トイレットペーパーは、トイレに流されるべきだ」と言及していたそうだ。

・なぜトイレを使わないのか?

では、なぜ一部の学生やスタッフたちはトイレを使わないのか? メールの送信者は、その理由を以下のように考えているようだ。

「センターには、さまざまな国や文化、習慣を持つ生徒やスタッフが在籍している。それは素晴らしいことだが、ここイギリスでは排泄行為はトイレだけで行われるべきだ」

どうやら、西洋式の便器に慣れていなかったり、トイレ以外で排泄行為をする習慣を持つ人々が、ゴミ箱やシャワーでウンコをしているのではないか……という。しかし、このメールの送信後、大学側は「メールは感情的に書かれており、送られるべきではなかった」として謝罪しているとのことだ。

・同大学に通っていた人物に話を聞いてみた

筆者にも、同じような経験がある。以前、さまざまな人種が住むアパートで清掃の仕事をしていたのだが、ある日、共同バスタブの真ん中にウンコが残されていたのだ。

管理人に報告したところ、「まあ、たまに起こるんだよ」との答えが返ってきた。

ちなみに同大学の物理学部に在籍していた人物に、本件について質問をしてみた。すると「学部が違うからちょっと分からないが、僕がいた所では、ウンコを見かけたことはない」と返答してくれたことも追記しておきたい。

参照元:Glasgow Live(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.