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なぜお風呂で使うイスに穴が空いているのかご存知だろうか? 諸説あるが、「水が座面にたまって気持ち悪いから」であるという。穴が無いと「吸盤みたいにお尻にくっついてしまう」という話もある。どちらにしても、風呂イスに穴は必要不可欠なのだ。

だが、たとえ穴があっても、お風呂イスから「スクッ」と立ち上がると吸盤のようにイス自体がお尻にくっついてくることがたまにある。あれは一体なんなのか。

■おじいちゃんの玉袋
「あれは一体なんなのか」と書いてはみたが、実は原因はハッキリしている。少々汚い話だが、私の玉袋は他の男性に比べて長いらしい。「おじいちゃんの玉袋」と言われたこともある。

そして、座った時に風呂イスの穴にホールインワン。そのまま立ち上がると、穴から出ようとするタマが絶妙にフックをしてイスがくっついてきてしまうのである。

アイタタタ……。

ひとり風呂場で苦悶の表情を浮かべることもたまにある。タマのフックが解け、風呂イスが地面に落ちると「カコーン」という音がする。実にむなしい。その時、思うのだ。他に「イスくっつき」で苦労しているの人はいないのだろうか?と。

■ネットに「玉袋(キンタマ)が長いとよく言われます」と質問
あまりにも気になったので、ネットのQ&Aコーナーに質問を投稿したこともある。5年以上も前のことだ。「玉袋(キンタマ)が長いとよく言われます」という直球の質問内容であったが、マジメな回答が多数投稿され、感動した覚えがある。

なかでも的確な答えをしてくれたのは、「今まで見てきた男性器は4桁を超えています」という百戦錬磨の風俗嬢である。彼女の経験から判断すると「質問者様は玉袋が長い方だと思います」とのこと。ちなみに100人いたら2〜3人いるかいないか、つまり2〜3%の確率だという。

■肛門の中にタマ皮が入ります
なお、1000人斬りの風俗嬢が「質問者様は玉袋が長い方だと思います」と判断した私のタマ袋の長さについての、私からの説明は、以下のとおりである。

「具体的にどのくらいの長さかと言いますと、玉袋の皮を指でつまみ、そのまま後ろに持ってゆけば、肛門の中にタマ皮が入ります。そのままキープすることも可能です。」

「ビローンと広げれば、サオ、タマ、すべてがタマ皮の中に収納できます。饅頭みたいになります。」(以上、引用)

■困ることもあるが、いいこともある!
長いタマ袋を持つ全国2〜3%の男性が困っていることは、なにもお風呂のイスだけではない。これから春になっていくが、暖かくなると同時にタマ袋も「キュッ」から「ダラーン」と軟化するため、

「夏場は特に困ります。なぜならば、タマ袋が内股にペタリと貼りつくからです。ひどいときにはかぶれます。」(引用)

といった症状になるのである。トランクスなんてご法度だ。ボクサーブリーフ、もしくはブリーフ、ふんどしなんて最高だが、ふんどしにも弱点はある。ということで困ったりもするのだ。

しかし、1000人斬りの風俗嬢は、最後にこうもフォローする。「でも・・・普通の玉袋の皮膚より長い玉袋の皮膚の方が、きめ細かくて綺麗です。」と。綺麗だから何なんだというツッコミもあるが、この言葉に少しだけ救われた5年前の私だったのである。

参考リンク:OKwave(日本語)
(イラスト、文=GO)GOさんのシリーズコラム『あれは一体なんなのか。