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東京・荻窪のパイナップル専門ラーメン屋『パパパパパイン』。こちらでは、パイナップルベースのスープに、パイナップルの具というユニークなラーメンが提供されている。グルメマニアだけでなく地元でも人気のお店だ。

その『パパパパパイン』が、コーヒー味のラーメンを限定発売するという。その名も『コココココーヒー』ッッ!!!! ラーメンにコーヒーってこんなの絶対おかしいよ!?

・『コココココーヒー』(750円)
コココココーヒーのスープは、さらさら旨味たっぷりの煮干ベースのスープ。そこにさらに粉コーヒーをトッピング、のり、玉ねぎ、チャーシューを載せて完成という見た目はとてもシンプルなラーメンである。

・煮干の旨味×コーヒー=脳天直撃ストロォォォォング!!!!! 
煮干スープは、さらさらとは言えこれだけで白米が食べられそうなほど、しっかり煮込まれている。そこに粉コーヒーを混ぜてみると……脳天直撃ストロォォォォング!!!!! 旨味のあとに、脳にガツンと苦さがやってくる! これは苦い! エスプレッソよりも苦い。一体どういうことなんだ!?

店主によると、これは煮干の苦味とコーヒーの苦味がプラスされた結果であるという。まさに互いの限界を超えた「苦味・オブ・苦味」である。

・玉ねぎとチャーシューの存在感
このストロングフレーバーのなかでキラリと光るのは玉ねぎとチャーシューだ。いつもは、脇役に徹するトッピングが、この苦味ワールドの中では存在感を主張し、優しい甘味で全体を整えてくれる。

この苦さと甘さの相乗効果がたまらない。『コココココーヒー』はただただ苦いだけのラーメンではないのだ。トッピングを含めてはじめて完成すると言っても良いのではないだろうか。

・お好みでミルクと砂糖を入れる
とはいえ、もともとブラックコーヒーが苦手な人もいるだろう。そんな人はお好みでミルクと砂糖を入れることも可能だ。ラーメンにミルク・砂糖をプラスとは、全く想像がつかないが、意外なことにこれらを加えることにより、全体的に一歩マイルドな味わいになる。それも煮干の風味をかき消すことなく、だ。

店主によると「とんでもなく苦いので無理はしなくでくださいね」「以前、コーヒー味のラーメンを出した際も砂糖とミルクを2~3個入れるお客さんもいましたよ」とのこと。

砂糖を入れるとさっぱりめ、ミルクを入れると少し濃厚な味になる。量はお好みで調節すると良いだろう。

なお、『コココココーヒー』は50食限定だ。売切れ次第終了である。販売状況はTwitterで更新されているようなのでこれから行く人は確認してみるといいだろう。

・今回ご紹介した飲食店のデータ
店名: パパパパパイン
住所: 東京都杉並区西荻南3-12-1 日伸西荻プラザ1F
移動: JR西荻窪(南口から徒歩1分)
時間: 11:00~
休日: 水曜日
Twitter:  https://twitter.com/paishio
サイト:  http://www.papapapapine.com/

Report : 沢井メグ

▼『コココココーヒー』

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▼粉コーヒーがトッピングされている

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▼煮干スープと混ぜて食べよう

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▼砂糖とミルクはお好みで

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