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福岡県の名物といえば、もちろん「とんこつラーメン」だ。一蘭や博多一風堂、さらには長浜など、全国各地にチェーン展開する店も多く、その存在は誰もが知るところ。100人いたら、半数以上は「福岡名物=とんこつラーメン」と答えることだろう。

では、それ以外の人は何を名物と答えるのか。明太子、もつ鍋などもあり得るが、ズバリ「うどん」だ。そしてその中でも強烈なインパクトを兼ね備えているのが、今回ご紹介する『大地のうどん』である。

・行列のできる人気店

「福岡はうどんばい」と並々ならぬ気合を感じる看板が目印の『大地のうどん(筑紫野店)』は、おいしさに加え、とんでもないサイズのごぼう天が出てくるとしても有名な店だ。お昼時は激混み必至なので、時間をズラして午後2時に訪れた。

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まずは券売機でチケットを購入。ランチセットはすでに売り切れていたので、肉ごぼう天うどん(680円)を選び、席に通された。そして待つことしばし。目の前に置かれたうどんを見て、二度見……いや三度見した。というのも……

・メガサイズのごぼう天

なんと巨大なごぼう天が器からはみ出る勢いでズドンと鎮座! もはやどうやって箸をつけたらいいのかわからないレベルで、ごぼう天が存在感を放っているではないか。こ、これは想像以上!!

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大きいサイズを注文したのではないかと思う人もいるだろうが、デフォでこの大きさ。『大地のうどん』という店名に名前負けしていない姿に驚くと同時に、ひとつの心配が頭をよぎった。ごぼう天に時間を取られるあまり、麺がふやけてしまうのではないか……と。しかし……だがしかし!

・ハイレベルなうどん

麺は北九州発祥の「豊前裏打ち会」ということで抜かりなし。透き通っているように見える姿が美しい上、モッチリ感があってプリップリ。ごぼう天を食べた後であっても、麺がふやけているなんてことはなかった。

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また、メガサイズのごぼう天もおいしく、そのままサクサク食べてよし、汁に浸してシンナリしてよしの万能型。食べれば食べるほど人気店というのも納得できた。待ち時間は普通のお店に比べて少し長いものの、切りたて&茹でたての麺を提供してくれるのは、食べる側にとって嬉しい配慮であった。

・東京進出

そんな『大地のうどん』は、本店がある福岡市西区、博多駅にも店舗を構えているほか、2016年3月には東京・高田馬場にお店をオープンしている。高田馬場店の価格は九州の店舗と多少異なるようだが、ここのうどんなら食べ盛りである学生のお腹も満たされるはず。気になる人はぜひ行ってみて欲しい。

・今回ご紹介した店の詳細データ

店名 大地のうどん 筑紫野店
住所 福岡県筑紫野市塔原西1−3−5
時間 11:00〜16:00 / 17:00~21:00
定休日 木曜日

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

▼お店の外観
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▼すごく……大きいです……
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▼七味だけでなく、柚子胡椒も置いてある
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