こんやっぴー! 渋谷に引っ越しました。シティーボーイの中澤です。渋谷シティーの貴様に伝えたい通勤でセンター街通るKIMOCHIを。渋谷サイコー!

さて、渋谷シティーボーイになってみるとケバブ屋が割と進出していることに気づいた。外国人が多いからだろうか? ケバブ屋のメッカである御徒町から来たので懐かしい雰囲気。そんなKIMOCHIでセンター街を歩いていたところ、奥まったところに名店が隠れているのを発見した

・ケバブ激戦区

ケバブってストリートフードだけに店名をあまり気にせず買う人が多いと思われる。ゆえに、フラッと訪れる人が多いセンター街は立地的に目立つ店がかなり有利なように感じた。実際、センター街を歩いているとど真ん中正面に出てくる『マモケバブ』とかは凄い行列になっている時がある。

この行列に並んでまでケバブ食べるのもなあ……そう思って『マモケバブ』をスルーしてみたところ、奥まったところに隠れるように『モーゼスさんのケバブ』があった。マジかよ。センター街のマクドナルド前がケバブ激戦区すぎる

・モーゼスさんのケバブとは

『モーゼスさんのケバブ』はTBSの番組「マツコの知らない世界」でも紹介されたことがあるケバブ屋で、公式サイトによるとモーゼスさんは日本で初めてケバブを売り始めた人として業界で知られているらしい。

御徒町や秋葉原にも店舗があるので知る人ぞ知るという感じの名店である。そこでメニューを見ていたところ、「ビッグケバブ(チキン1000円、ビーフ1200円、ミックス1100円)」というメニューを見つけた。



・メニュー写真では普通に見える

気になる名前だ。しかし、メニュー写真を見ると、どれくらい大きいのかよく分からない。比率の問題だろうか。「普通のケバブってこれくらいじゃね?」という印象を抱いた。

とは言え、ドネルケバブはチキン600円、ビーフ700円、ミックス650円という価格なので、価格的にも通常のドネルケバブより大きいのは間違いなさそう。

・注文してみた

問題はどれくらい大きいかだ。周りを見ても注文している人がおらず、よくわからなかったので試しにビーフのビッグケバブを注文してみよう。店頭のタッチパネル注文ではオプションが色々あったので「肉大盛(+150円)」もつけて税込1350円でファイナルアンサーしてみたところ……

形からすでに違った。通常のドネルケバブはピタパンが半円で切れているが、その半円の先にピタパンがもう1つついているような形で「ほぼ円」になっている

・デカすぎてかぶりつけない

シンプルに考えるとピタパン面積的には約2倍。そして、その口いっぱいいっぱいまで肉が詰まっていた。デカすぎてかぶりつけないレベルである。

そこで最初は店頭に用意されているお箸で肉をつまみながらピタパンをかじるスタイルで食べ進めた。表面の肉を食べきるとキャベツの層があり、キャベツ層を通過するとその下にまた肉の層が現れる



・繰り返される肉の諸行無常

ケバブに求めるものって人によって違うと思うが、私の場合、第一に肉々しさだ。したがって、次々と発掘される肉は満足以外の何ものでもない

半分くらいまで食べ進んだ時、ピタパンに切れ目が入っていることに気づいた。よく見たら、ここからも食べられそうな気がするが、正しい食べ方はいまいち不明。とりあえず、ピタパンをそこでちぎってかぶりつきに移行した。やっぱりケバブと言えばかぶりつくのもだいご味である。

というわけで、渋谷シティーで繰り返される肉の層に諸行無常を感じたのであった。食べているとよみがえる性的衝動。6本の鋼鳴らし、アイツ姿くらまし、天は雨を降らし、冷凍都市のくらし。渋谷シティーの貴様に伝えたい。俺のこのKIMOCHIを。

・今回紹介した店舗の情報

店名 モーゼスさんのケバブ 渋谷センター街店
住所 東京都渋谷区宇田川町29-4
営業時間 12:00~3:00
定休日 無休

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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