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料理店の中心部・キッチンで、磨き抜かれた腕をふるうシェフたち。調理場の戦士たちには、それぞれ強いこだわりがあるに違いない。格式や規模を問わず、「美味しい料理を届けたい」という思いは、全シェフが持つ共通精神であろう。

そんな気高きシェフたちがオススメしてくれる料理なら、絶対に美味しいハズ……! というわけで、「“シェフのオススメ下さい” と注文したら何が出てくるのか?」を様々なお店で検証するのがこの企画! 第4回目は、大手サンドイッチ店『サブウェイ』だ!!

・都内某所のサブウェイで検証

まずは企画のルールを説明しよう。シンプルに「シェフのオススメ下さい」と注文し、その理由を尋ねるだけである。サブウェイはオーダーメイド式で注文できるので、カウンター内にいる全ての人がシェフといえる。果たしてサブウェイの「シェフのオススメ」は何なのか……?

筆者が訪れたのは、都内某所にあるサブウェイ。お客さんが0人になるのを見計らい入店した。カウンターの中にいたのは、キリリとした目元が涼しげな20代中盤らしき女性アテンダント(サブウェイではアテンダントと呼ぶらしい)。よし、本日のシェフよ……俺にアテンションプリーズ

・キリッとした女性アテンダント

さっそく「シェフのオススメ下さい」と注文してみると、一瞬の沈黙の後、「……かしこまりました」と即答! マジか!! かつてないクイックターンにこっちが戸惑ってしまったわッ!! というか……何という頼もしさ! これは期待が高まるぞ!!

女性アテンダントは隣にいた女性バイトリーダーらしき人の方をチラリと見て、「生ハム&マスカルポーネにアボカドでいきます」と告げパンをオーブンに放り込んだ……。か、かっこぇぇえ! なんか超クールなんですけど!! 一言でいうと所作の一つ一つが凛としているのだ。

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・バイトリーダーもカッコいい

手際よくサンドイッチを作りながら、女性アテンダントが「お飲み物とサイドメニューはいかがですか?」と尋ねてきたので、「そのサンドイッチに合うオススメでお願いします」と返したところ……。「個人的にはココアがオススメなんですが……」とはじめて戸惑った様子でバイトリーダーに “ヘルプ的視線” を投げかけた。するとバイトリーダーは……!

「違う」とピシャリ!! 「そのサンドイッチならサッパリした飲み物の方が絶対にいい。オレンジジュース……? いや、ジンジャーエールで」と言うではないか。なんだよ、バイトリーダーまでカッコイイのかよ! スマートかつ優雅で、さらにキリッとした様子はまるで武家の娘たち!! 百花繚乱やッ!!

・隙のない受け答え

バイトリーダーは「サイドメニューは “バジル味のポテト” をご用意しますね」という。理由を聞いてみると、“生ハム&マスカルポーネ” と同じイタリアつながりで、サンドイッチとの相性はもちろん、単品で食べても美味しいという。うむ、申し分ない!

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結果として、2015年3月下旬、都内某所にあるサブウェイのシェフのオススメは、「生ハム&マスカルポーネにアボカドをトッピングしたサンドイッチ(野菜多め)と、バジルポテト、ジンジャーエールの組み合わせ」であることが判明した。

生ハム・マスカルポーネチーズ・アボカドの組み合わせは、「これぞグランドクロスッ!!」と叫びたくなるほど相性が抜群で、「しばらく毎日これでいいわ」と思えるほど美味。バジルポテトも初めて食べたのだが「サブウェイのポテトってこんなにウマいの?」と驚くほど美味しかった。

念のため記述するが、サブウェイ全店舗で同じメニューがオススメとは限らない。あくまで、「その場にいたシェフ」のオススメである。オーダーメイド方式で鍛えられたためか、シェフ本人の資質なのかわからないが、どこまでも凛とした雰囲気が印象的な検証結果であった。

参考リンク:サブウェイ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼2015年3月下旬、都内某サブウェイのシェフおすすめだ!
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▼「しばらくこれでいい」ってくらいウマかった。
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▼生ハム・マスカルポーネ・アボカドの組み合わせは、まさにグランドクロス!
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▼バジルポテトもメチャウマい! サブウェイのポテトってこんなにウマいんや!?
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▼サッパリとしたジンジャーエールも相性バッチリだったぞ。
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▼武家の娘たちのように、凛とした雰囲気が印象的であった。
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