今日、3月25日はファストフードの「サブウェイ」(日本サブウェイ)の創業日だ。1992年3月25日、東京・港区に日本1号店を出店したそうだ。それから32年を経て、現在も高い人気を誇っている。

日本サブウェイ合同会社は、創業日を記念して27日までの3日間限定で、創業メニューのひとつ「トリプルミートBMT」を創業価格で販売している。お店に行って確かめると、32年前の創業価格が意外な金額だった……

・32年前の価格

3日間限定で創業価格販売している商品は、トリプルミートBMTのほか「ハムクラブハウス」、「ハムアボカド」の3商品である。トリプルミートが通常550円、他の2商品は通常590円である。それが創業価格で一律480円となっている。


32年前で480円……、今思うと高い気がするけど。マクドナルドが100円マックをバンバンやってた頃で、当時ビッグマックが380円の時代に、サブウェイ480円はやっぱり高くない?

だが、サブウェイが日本のファストフードシーンで果たした役割を思うと納得もできる。

ニュースリリースによると、当時日本にはサブマリンスタイル(パンを縦切りにして具材を挟む)のサンドイッチはあまりなく、三角形が当たり前だった。注文ごとに仕上げるオーダーメイドスタイルも話題を集め、今ではその仕組みがすっかり定着している。

またそれまでの「ファストフード = ジャンク」というイメージを覆し、近年の健康志向にも一役買っている。それらを考えると、サブウェイはファストフードに新しい価値を与えたと考えても良いだろう。



・ジャンクを変えた

さて、最寄のお店に行くと今日から販売が始まった3商品のポスターが掲出されている。「春満開」かと思いきや「ハム満開」だった……。表のポスターには通常価格が記載されているが、レジ前のPOPには、25~27日まで一律480円と記されているのでご安心を。


注文したのはトリプルミートBMTだ。BMTとは「Biggest(もっともデカくて), Meatiest(もっともお肉たっぷりで), Tastiest(もっとも美味い)」の略で、世界で愛されるサブウェイの定番サンドのひとつである。


それのポテトドリンクセット(ポテトS・ドリンクS:370円)を頼んだ。



パンはウィート、野菜は基本の量でトッピングもアクセント野菜もなし。ドレッシングはお店の人のオススメにしたがって、オイル & ビネガー、塩コショウでお願いした。


トリプルミートなのにハムしか挟んでいないように見えるが、ハムの向こうにセミドライソーセージとペパロニが隠れている


久しぶりに食べるサブウェイのサンドイッチ。新鮮な野菜のシャキっとした食感と、ふっくらとしたパンの歯ざわり。30年以上前は食パンに具材を挟むのがサンドイッチの当たり前だった。ファストフードはジャンクな食べ物という見方が当たり前だった。

それを変えてきたのがこの味、このサンドイッチだ。素朴な味に安心感を覚える。


とにかく25~27日の3日間だけ創業価格なので、手軽にヘルシーな味を楽しみたい人は、この機会に。なお、一部店舗では販売していないので、ご注意を。



・今回訪問した店舗の情報

店名 サブウェイ 荻窪ファミリーマート店
住所 東京都杉並区天沼3-3-2 マンション荻窪1F
時間 9:00~21:00

参考リンク:サブウェイ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24