iPhone5c

2013年9月13日に予約が始まった iPhone5c。だが、あるアンケートでは「iPhoneユーザーの約9割が iPhone5s と 5c を即購入しない」と回答。また iPhone5s については事前予約を実施しないこともあり、やや盛り上がりに欠けた印象を持っている人も多いかもしれない。

しかし、世界では iPhone5c は着実に予約台数を伸ばしているという。なかでも香港のアップルストアでは iPhone5c のイエローモデルが早々に売り切れ状態となった。その理由を風水の専門家が「イエローモデルは “おふだ” に似ていて邪気をはらえそうだから」だと話しているという。マジかよ!? そんな理由で売れちゃうの!?

・iPhone5c はイエローモデルが一番人気

中国メディアによると、iPhone5c はホワイト、ピンク、イエロー、ブルー、グリーンの5色展開をしているが、事前の投票によるとブルーとホワイトがダントツ人気。イエローは最下位だったそうだ。

だが、いざ予約が始まると全世界で最も人気が高いのはイエローモデルだっという。香港ではイエローの16Gモデル(SIMフリー)の初回出荷分は早々に予約終了。続いて32Gモデルも売り切れてしまったそうだ。

・風水の専門家「おふだに似ているので邪気をはらえそう」「黄色は権力の色」

この黄色人気の理由について、風水の専門家は「黄色の iPhone は おふだ に似ているので邪気をはらえそうだからではないか」と話しているという。確かに、鮮やかな黄色でタテに細長い形の iPhone5c は、キョンシー映画に出ている おふだ に似ている。

また、中国古代から伝わる五行思想では黄色は「中央」を意味する色で、権力や地位、財産の象徴でもあるという。なので人々が追い求めるのも納得だとか。

・黄色は競合メーカーにない色という強みも

なお、この現象について台湾メディアは風水説にも触れつつ、アップルのライバルであるサムスンやソニー、HTCが黄色のスマートフォンを販売していないことも要因のひとつではないかと見ている。「人とは違ったものを持ちたい」という欲求もイエロー人気に影響しているのだろうか?

当初は従来の iPhone とはかけはなれたあまりにもポップなカラーに驚きの声が上がったが、これがネクスト・マーケットである中国では「黄色は縁起がよい」ということも計算済みだったとしたら、「さすが」と言わざるをえない。日本ではどのカラーが人気なのだろうか? 気になるところである。

参照元:ET Today中天電視iPhone.265G(中国語)
執筆:沢井メグ

▼確かにおフダに似ていると言えば似ているが……
iPhone5c