カレーは黄色黄色はカレー。戦隊モノのイエローはカレー好き…のはずだったのに、いつも間にか「黄色のカレー」は私たちから姿を消してしまった。いま身の周りにあるカレーというと茶色なのではないだろうか。黄色いカレーはもはや絶滅寸前のレッドリストだ……黄色だけど。

だがしかし! 黄色のカレーはこの2020年も存在する。それも名物激ウマカレーとして。そんな絶滅危惧種にして黄色いカレーの最高峰は、新潟の『万代シテイ バスセンターのカレー』である。

・新潟名物「バスセンターのカレー」

新潟の『万代シテイ バスセンターのカレー』は、知っている人には「今さら?」と思われるかもしれないほど激ウマのカレーである。新潟市の中心部の商業施設『万代シテイ』内にある「名物 万代そば」で販売されている。

元々、地元の人やカレーマニアの間で評判であったが、数年前にテレビで紹介されると人気爆発! いまでは、帰省シーズンなどになるとカレー目当てのお客さんで行列になるほどなのだ。

・レトルトがある

行列無理ィィィ! 気軽に食べにいけないィィィイ……でも大丈夫! なぜならバスセンターのカレーにはレトルトも存在するからだ。かくいう筆者もレトルトでバスセンターのカレーと出会っている。

その味の第一印象はというと……


「黄色いカレーなのに濃厚!」


そして


「見た目以上にスパイシーーー!」


……だ! つまり「辛くて美味しくて食べ応えがある」ということ!!


筆者が子供時代を過ごした80~90年代はすでに茶色いカレーが幅をきかせており、黄色いカレーに出会えるのは学校給食くらいだった。なので私のなかでずっと「黄色いカレー=給食のカレー=甘口」というイメージが強くあったのだ。

そんな印象がガシャンとひっくり返された。バスセンターのカレーはトロリと濃厚。そして「中辛」という表記とは裏腹に、ピリリと舌に残る辛さが印象的だ。こんな黄色いカレーは初めてかも! 

黄色くて、懐かしい。黄色いのに、新しい。このビジュアルと味わいはきっと多くの人の心に残るだろう。新潟の名物グルメになるのも当然だ!

・ネットでも買えるが……

レトルト版の定価は540円だ。レトルトにしては高い? いや1.5人前入っているのでご当地カレーとして適正な価格だろう。新潟の主要駅のお土産屋さんなどで取り扱いがある。ちなみに私は新潟県内の高速道路SAで購入した。

実店舗のほかにもちろんネットでも販売している。だが、購入場所に注意してほしい。以前、当サイトで紹介した『Amazon’s Choiceの商品を購入したら「転売屋の罠」にかかった話』と同様に、このバスセンターのカレーも何者かの手で1箱1000円以上の価格で販売されているのだ。

Amazonのコメント欄は「うまいが高すぎる」という声が続出し、残念な雰囲気に包まれている。それ定価じゃないから! 何かが上乗せされた価格ですから! 恐らくではあるが転売のせいで評価がガタオチとか悲しすぎるからヤメテー。

購入サイトに気をつけて!

というわけで、ネットで購入する場合は価格と購入場所に注意してほしい。ちなみに新潟空港のオンラインショップでは個数制限があるものの、定価で販売されていた。

一度食べると感動が止まらないバスセンターのカレー。レトルトだけでなく煎餅などの関連商品も出ているので、まだの方にはぜひ味わってほしい日本のカレーだ。

参考リンク:万代シテイバスセンタービル公式サイト新潟空港オンラインショップ
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

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