もうすぐ夏! 夏といえば海! 今年はどんな水着を着ようか。テントやバーベキューセットなんかも用意しなきゃ! ……などとウキウキしている人たちを、「ふっ……」と、ため息をついたのち、遠い目であたたかく見守るのが真のマッドマックス2ファンであろう。

常に世紀末を意識する真のマッドマックス2ファンにとっての水着とは、もちろん鋲のついた革パンツだ。紫外線にそなえる意味でも、ホッケーマスクも付けておきたい。だがしかし、絶対に忘れてならないのが「肩パッド」である。絶対に。絶対に、だ。

もしかして。いないとは思うが……もしも、もしも! もしも、まだ肩パッドを用意していないという戦士(ウォーリア)がいるとするならば、今回ご紹介する動画を参照のうえ、迅速に準備していただきたい。その名も「How to Make a Mad Max Shoulder Pad」、意訳するなら「マッドマックス肩パッドの作り方」であるっ!!

こちらの動画がアップされたのは2006年の11月。今から5年以上も前である。にもかかわらず、再生回数が2万6000チョットしかないというのは、さすがのヒューマン・ガス様も失望であろう。しかしその内容はストイックの一言に尽きる。

何も言わず、ただただ黙々と、マッドマックス肩パッドを作るだけ……なのである。聞こえてくるのはカッター音やスプレー音などの作業音、クルマの音と飛行機の音、そして風の音と犬の鳴き声だけ。よって、この動画をじっくりと観察し、「見て覚えろ」的に制作しなければならない。

なお、動画を見る限りでは、準備するものはアメフト用のショルダーパッド、そしてつや消し黒のスプレーと、数本のベルト……くらいなものであろう。カッターやハサミ、リベット(鋲)やハンマーなどを駆使すれば、いつ世紀末が来ても恥ずかしくないマッドマックス肩パッドの完成となる。

すでにマッドマックス風の肩パッドを持っている人も、このハウツー動画の作者のストイックさは是非とも感じ取っていただきたい。私(記者)は、この動画から「世紀末は甘くない。砂ぼこり舞う荒野で生き残る術(すべ)は、誰も言葉では教えてくれないのだ。見て覚えろ。そして生き残れ!」というアツい意思を感じ取った次第である。

参照元:Youtube moresmc
執筆:GO羽鳥