「渡邉哲也」の記事まとめ

【経済評論家・渡邉哲也コラム】壊れ行くメディア / ソースロンダリングと2つの矛盾

最近、インターネットで『ソースロンダリング』という言葉が流行している。これはメディアによる「外圧」を使っての世論誘導法である。まずはその方法を紹介したい。

日本のメディアは海外のメディアと提携しており、各新聞社社内や同一ビル内に海外メディアの支局を持っている。日本人の記者が東京の支局で記事を書き、それを本国で配信し、海外記事の紹介の形で「海外では〇〇と報じられている」と批判的に報じるわけである。そして、その記事を元に世論誘導をするわけである。

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【お金の話】第3回お札は金と交換するための引換券だった

さぁ、これからお金の話をしよう。誰もが多かれ少なかれもっている「お金」であるが、「お金って何?」と聞かれると意外に答えられないものである。このコラムでは、誰もが知ってるようで知られていない、お金について話してみたいと思う。

前回は日本銀行が民間企業で、さらに株式上場しているというお話をした。けっこう意外な話ではあるが、今回は、なぜ上場されているのかについて語ってみたい。

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【お金の話】第2回:日本銀行は民間企業だった / しかも株式上場している

さぁ、これからお金の話をしよう。誰もが多かれ少なかれもっている「お金」であるが、「お金って何?」と聞かれると意外に答えられないものである。このコラムでは、誰もが知ってるようで知られていない、お金について話してみたいと思う。今回は、お札を発行している日本銀行について話したいと思う。

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【お金の話】第1回:お札と硬貨は作っているところが違う

さぁ、これからお金の話をしよう。誰もが多かれ少なかれもっている「お金」であるが、「お金って何?」と聞かれると意外に答えられないものである。このコラムでは、誰もが知ってるようで知られていない、お金について話してみたいと思う。

・二つの異なるお金
日本で流通しているお金には二種類のお金がある。ひとつは政府の発行するお金であり、もうひとつは日本銀行が発行するお金である。あまり知られていないが、実は、この二つのお金は同列の存在ではなく、それぞれ違う役割と存在理由を持っている。この二つのお金、簡単にいってしまえば、お札(紙幣)と硬貨(貨幣)となるのだが、その意味も成り立ちも全く違うのだ。

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