外が暑いと出かける気も失せる。はあ~、腹減ったけど、出かけたくねえなあ。回転寿司に行きたいけど、最寄の店まで徒歩約10分。その距離すらも歩きたくない。

なんとかならんもんか~……。そこで私(佐藤)はとてつもなく冴えたやり方を思いついてしまった! 会社で回転寿司をすれば良いことに気が付いたッ!! ……のだが~、結局寿司は回らない方が良いという、当然の真理に行き当たった。

・会社で回転寿司

はあ~、出かけたくない。クーラーのある環境から出来得る限り離れたくない。


寿司食いたいんだけどなあ。近くても10分はかかるもんなあ。その間、暑さに晒されるのは避けたい。どうしよう、腹減った……。


はッ! いいこと思いついた。ここで回転寿司すりゃええんや! 我ながら、冴えたヒラメキ! やるっきゃない!


ヨッシャ、善は急げだ。さっそく寿司を買って来よう!


これで店に行かずとも回転寿司できるぞ。


いってきま~す!


~~ 5分後 ~~


ただいま~~!


寿司、買ってきた! 納豆巻きといなり、買ってきた!


よし、事務椅子に座ってあとは回るだけだ。おい、回せ~~ッ!


回せ~~~ッ!!!!


Yoshio「もしかして、俺に言ってる?」

佐藤「ほかに誰もおらんでしょうが。誰にいうのよ」


Yoshio「相変わらず、人にモノを頼む態度じゃねえな」

佐藤「小言はいいから、椅子を回さんかい」


Yoshio「こうか?」

佐藤「そうそう」


佐藤「いいよ、スムーズに回ってる」


佐藤「上手いなあ、才能あるんじゃない?」

Yoshio「うるせえなあ」


佐藤「その調子、その調子で回し続けて」



Yoshio「なんか腹立ってきた。これでどうだ!」

佐藤「ワ~~~~ッ」


佐藤「待てい! これじゃ寿司食えんだろうが」


佐藤「何のために回してると思ってんだ! 指導ッ!!」

Yoshio「理不尽!」


佐藤「回転寿司と言ってる。食えなきゃ回転寿司にならんやろがい!」

Yoshio「知らんがな」


佐藤「あ、また閃いた! 俺が回らなくても寿司が回ればいいやん! そもそもそれが回転寿司やん! なんでワシ回っとったんやろな。ハハハ!」


佐藤「ウェ~イ! これを回せば回転寿司~~ッ! イエイ!」


佐藤「ヨシ、回せ」

Yoshio「お願いしますだろうが」

佐藤「はいはい、お願いしますお願いします」


Yoshio「これでいいか?」

佐藤「いいね、ゆっくりでいいよ。寿司が取れんからな」


Yoshio「オラ!」

佐藤「速い」


Yoshio「オラ!」

佐藤「だから、速いって。箸が入れられん」


Yoshio「取ってみろ」

佐藤「ナニ!? 俺に対する挑戦か!?」


Yoshio「ああ~! しまったッ!」

佐藤「おい、容器ごと飛んだぞ!」


Yoshio「ああ~~~~!!」


Yoshio「あぶねえ~、あぶねえあぶねえ!」


佐藤「セーーーフ!」

Yoshio「はい、セーーーフ!!」


佐藤「ナイスセーブ、Yoshiちゃん!」

Yoshio「だろ? 任せろって!」


佐藤「やっぱ寿司は回んねえ方がいいな!」

Yoshio「だな、寿司は回らなくていい! 回らない寿司がいい!」


佐藤・Yoshio「回らない寿司、最高! 大好き~~ッ!!」


~~ 完 ~~


執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24