本日2020年12月20日18時34分から、あの熱い戦いが幕を開ける。そう、M-1グランプリ2020決勝だ。テレビ朝日系列で年に1度放送されるこの漫才コンテストはもはや年末の風物詩。年に数度しかテレビをつけない私(中澤)でも「見ようかな」という気になるくらいだから相当である。

決勝に残ったコンビを見てみると、見取り図、ニューヨーク、オズワルド、アキナなどの決勝進出経験のある実力派から、錦鯉、東京ホテイソンなどの初登場勢まで今年も色とりどり。その中で、私が特に気になったのは『おいでやすこが』である

・「おいでやすこが」とは

『おいでやすこが』ってコンビ名を、あなたは聞いたことがあるだろうか? M-1のサイトによると、このコンビの結成年は2019年。つまり昨年である。実は、ピン芸人として活動していたおいでやす小田と、こがけんのユニットなのだ。

漫才はコンビネーションがかなり重要であることは言うまでもない。ユニットコンビでの決勝進出は初の快挙である。が、私が気になった理由はそこではなくて……


こがけんってYoshioに似てない


・Yoshioとは

説明しよう。Yoshioとはロケットニュース24の創始者である。普段は賢い小学生みたいな顔をしているが、実は小学生レベルの算数さえまともにこなせないことは以前の記事でお伝えした通り。

簡潔に言うとアホである。おそらく、今皆さんが想像した10倍はアホである。常に想定を超えてくる男、それがYoshioなのだ

・こがけんになりたいYoshio

そんなYoshioに『おいでやすこが』の存在を教えてみたところ、「やるしかねェェェエエエ!」と叫びながら編集部を飛び出していってしまった。どうしたYoshio! 一体何をやるしかないんだ!? 心配なのでついて行ってみると、行き着いたのは美容室「SHEA aoyama」である。

Yoshio「こがけんになるしかねェェェエエエ!」


──やはり想像を超えてきたYoshio。すでにこがけんっぽい髪型をしているようにも見えるが、堂々と美容室に入っていく

・カリスマ美容師にお願いしてみた

普通に考えたら無茶ぶりだ。しかし、我々は知っている。この店にはゴッドハンドがいることを! そう、以前『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎さえ再現したロケニュー的カリスマ美容師・佐藤幸治さんである!!


佐藤幸治さん「最近よく会いますね! 今日はどういう感じにしましょう?」


Yoshio「こういう感じでお願いします」


佐藤幸治さんもう完成してるやんッ!?」

さすがにカリスマでも今回のオーダーは厳しい様子。が、よりこがけんに近づきたいというYoshioの猛烈な想いを受け、作業を開始するカリスマ。「客が望むなら地獄の底まで付き合う」それが佐藤幸治さんの美容師としての哲学……だと私は勝手に思っている

・翼を奪われた美容師

髪はこれ以上切れない。カットという翼を奪われた美容師・佐藤幸治さん。それでもワックスで髪の流れを整え、スプレーも使ってなんとかそれっぽくしていく。その表情は真剣そのものだ。そして10分の戦いが終わった結果……


Yoshioでしかねェェェエエエ


と思いきや……


マスクを装備させてみるとにわかに漂う “こがけんオーラ”

・ロケニュー的注目ポイント

よく見たら髪型のフォルムがちゃんとこがけんになっているところはさすがである。佐藤幸治さんいわく、こがけんカットは「七三っぽいけど、もっといって一九くらいですね」とのこと。普通に見えて、かなり極端なカットの模様。

まさに今年のM-1のダークホースである「おいでやすこが」。それだけに他の出場者より情報は少ないが、はたして本当にYoshioに似ているのか? ロケットニュース24的にも今夜のM-1には注目だ。


頑張れおいでやすこが


協力:SHEA aoyama
参照元:M-1グランプリ2020決勝
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.