本日8月2日は『バズの日』である! これは大手広告代理店の「アサツー ディ・ケイ」が、2007年に申請 & 認可されたものらしい。今から17年も前に『バズの日』が誕生していたとは、ちょっぴり驚きだ。

さて、我々ロケットニュース24も、何とか記事をバズらせようと日々奮闘中! この記事ではロケニュー記者たちが選ぶ「過去にめっちゃバズった記事」をお届けしよう。さあ、この記事もバズれ!! バズりまくれ!

・記者たちが1本ずつ選出

そもそものは英語の「buzz = うわさ」を語源に誕生した「バズる」という言葉。今では「多くの人に注目されること」「短期間で爆発的に広がること」等を意味する言葉として使用されている。

当サイト「ロケットニュース24」も、これまで数多くの(?)記事をバズらせてきた。その中から今回は、選りすぐりの「バズった記事」を記者たちが1本ずつチョイスしてみたのでご覧いただきたい。


・P.K.サンジュン  【ヤバい】美容室で「ラーメンマンの髪型にして下さい」とお願いしたら想像の100倍ラーメンマンになった


本当は変態仮面の記事を推したいところだけど、当時とはコンプライアンスが違うので断念。「2歳の娘と東京ディズニーランド」も悩んだけど、結局ロケニューらしさでこれにした。

当時は髪も切りたかったし、そこまで決心してたワケじゃないんだけど、後から考えるとかなり体を張ってるよなぁ。仮にスベってたら心に深い傷を負っていたハズなので、本当にバズって良かったなと思っている。

実は裏話もあって、当日の朝は元の髪型で保育園に娘を送って行った。数時間後、ラーメンマンの髪型でお迎えに行ったら、先生に「パパ、イメチェンされました?」って言われたんだ。あの瞬間が1番恥ずかしかったYO☆


・原田たかし 【悲報】田舎でやる『ポケモンGO』が辛すぎる


リリース直後でお祭り状態になっていた「ポケモンGO」。当時、田舎に住んでいた私は不遇っぷりに泣きながら執筆したこの記事で「バズ」というものを肌で感じた。

あの時の勢いというか、瞬間最大風速はいまだに自分の中で超えるものが出てきていない。それくらいお祭り感がスゴかった……!


・あひるねこ 【断言】生まれて初めて「育休」を取ってみて分かったこと → 母親1人の育児はマジで無理ゲー


ぶっちゃけバズった経験など一度もないが、かろうじて微バズったと言えそうのがこちらの育休記事である。某有名漫画家先生がツイートしてくれたのは光栄だった。

あの記事からもうすぐ4年。男性の育休取得率は少しずつ上昇しているらしいが……。ちなみに我が家は、いまだにラクになる気配ゼロである。


・古沢崇道 【摩訶不思議グルメ】食べられる「般若心経」をグンマーで発見! 読経後に食す経典の味は格別だった


群馬の郷土料理といえば麺が幅広い「ひもかわうどん」。そのうどんに般若心経を書き写した商品があったので食レポしてみたら……意外と大反響。

茹でる前に般若心経を読んで意味も確認していく手順があったり、なかなかユニークなうどんであった。霊験あらたかな般若心経がグツグツと煮立っている様子は一見の価値あり。


・中澤星児 鬼滅の映画に感動しすぎて美容室で「煉獄杏寿郎にしてください」と言ったらヤバイことになった


この記事が出た当時、反響が凄くて、ちょっとコンビニに行く途中とかスシローとかで声をかけられまくった。しかも、ロケットニュースの読者じゃなく、ロケットニュースを知らない人に「煉獄さんの人!」って感じで。なんなら久しぶりの友達から連絡が来た。「部下がファンだ」と。

体を張っても10本中9本は空振る中、鬼滅の刃という1大ムーブメントでホームランが打てたことは私だけじゃなく、ロケットニュースの存在感も示せたんじゃないかと思う。ありがとう煉獄さん。


・砂子間正貫 【修羅の国2020】新時代の幕開けを飾る北九州市のド迫力新成人53連発 / 令和日本を震撼させる最強成人式に突撃!


2017年から毎年取材している福岡県北九州市の成人式。当時のニュースは「荒れる成人式」「新成人 vs 警察」ばかりだったが、ロケットニュースはド派手な彼らに真正面から突撃取材することで多くの方に喜んでもらっている。

今では海外のファッションショーで注目を浴びるほど大人気の貸衣装店「みやび」の衣装に袖を通すことができたのも良い思い出。干支が一周するくらいは取材を続けたいぞ!


・佐藤英典 上司不参加の忘年会、「任せる」と言われたので『叙々苑』で豪遊!! → 後日領収書を渡した反応がヤバすぎた!


あれは本当に突発的に起こった出来事だった。当編集部には飲み会がない。誰も言い出さないので、仕方なく毎回私が言い出すわけだが、その日はその年の最後の出勤日だった。

「忘年会やってねえ」、ふと頭を過ったのだが、同時に「なんで俺が言い出さないかん」とも思っていた。私は宴会係じゃない。

頭に来たので豪遊してやろうと企んだ結果、そこそこバズった。おまけにYoshioの印象もよくなったので、めでたしめでたしである。


・御花畑マリコ 【検証】スーパーとコンビニで全く同じものを買ったら価格差はどれくらいになるのか!? コンビニ愛用者は閲覧注意だぞ…


素朴な疑問でやってみたら、自分を含めコンビニでついつい買い物しがちな人たちを恐怖のどん底に突き落としてしまったパンドラの箱的な記事。

このあと世間的には値上げラッシュが起こり、2023年に続編として【値上げ検証】スーパーとコンビニで「去年と全く同じもの」を買ったら価格差はいくらになるのか という記事も書いて、そちらもかなり読まれた。2024年もシリーズとして書こうと思ってます。

ちなみにロケットニュースに異動したばかりの頃でロケットっぽい記事を書けるか不安だったところ、バズったので思い出深い。


・Yoshio 【実録】『スクラッチの宝くじ』を100万円分買ってみた


100万円分スクラッチくじを買ったらいくら当たるか単純に気になったので検証した記事。もちろん自腹で買ったのだが、この日以来、スクラッチくじを買うことはほとんどなくなった。

ちなみに5000枚もの宝くじを削るのは大変で途中から編集部のメンバーに助けてもらったが、結局すべて削るのに5日間くらいはかかったと記憶している。


・GO羽鳥 【実録】死闘74分! 今度こそマジのマジで念願だった「LINE乗っ取り」と戦えた!! ジラしにジラして寝技に持ち込み相手はブチギレ爆発TKO


空前絶後のバズりだった。公開後の伸びを見て、「とんでもないことが起きた」と我ながら思った。人生すら一変した。10年経った今になって思うことは、この記事はすべてのタイミングが奇跡的にクロスした結果なのだなと痛感する。

あの当時のインターネットの雰囲気。希望があったSNS。被害者が続出してたLINE乗っ取り。奇跡的に乗っ取られた漫画家仲間のホリユウスケさん。プライベートでも極限だった私の状況(※金が無さすぎて5畳の部屋に住んでいた、など)。

海外からの乗っ取り犯は、私にとっては極上の獲物であり、踏み台でもあり、“絶対にモノにしなきゃならない一戦” だった。結果、勝った(いろんな意味で)。今のインターネットで、もうあんなバズりは起きないと思う。良い体験をさせてもらった。


さすがにどれも “ロケニュー史” に残る名作ばかり。バズることが全てではないが、バズれば嬉しいに決まってる! これからもみなさんに喜んでいただけるよう日々精進して参りますので、ロケットニュース24をよろしくお願いいたします!!

参照元:MarkeZine
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.