どこの家庭でも部屋を見渡せば1つや2つはあるだろう、Amazonのダンボール箱。最近では簡易包装の紙袋も多いが、一時期は古紙回収のためギチギチにヒモでまとめた途端、新たなダンボールが届いて筆者を脱力させてくれたものだった。

そのあまりに目に馴染んだ箱は、デザイン的にもなかなか人気のようで、本物そっくりの猫の爪とぎやスマホケースがリリースされるほど。

しかし今日はこの箱を見て欲しい。正真正銘Amazonの箱だが、そのサイズは手のひらに載るほど! 「世界最小」と言っても過言ではないかもしれない。その中身は……


・公式商品「Amazonスマイルボックス」

見た目は6.5cm×9.5cmくらいの長方形のボックス。似せて作ったパロディグッズなどではなく、れっきとした公式品だ。

小さいのにしっかり紙製で、質感はAmazonのダンボール箱そのもの! ガムテープなどは貼られていない。

厚さは1cmほど。名刺入れくらいのサイズ感だ。

裏側にも見慣れたAmazonのスマイルマークがある! 公認のミニチュア作品だと言われても信じてしまいそう。

よく知っているものが小さくなるだけで、どうしてこんなに愛らしいのか。生物には短い手足や三頭身など「赤ちゃんらしい見た目」によって庇護欲(ひごよく)をかきたてるベビースキーマという生存戦略があるが、箱にもあるのだろうか?

開けてみると……


中からAmazonギフトカードが出てくる!



ご存じ、Amazon上の買い物でお金と同様に使えるギフトカードだが、データだけのデジタルタイプのほか、カードタイプ、商品券タイプ、印刷できるPDFタイプなど、さまざまな物理カードもある。

このボックスにはカードが1枚ぴったりと収納できる台紙が入っている。

購入者は任意の金額を入金して、ギフトにできる。封筒などに入れてもいいが、少し立派なギフトボックス付きの商品もあり、そのひとつがこの「Amazonギフトカード ボックスタイプ/Amazonスマイルボックス」なのだ!

Amazon上でも売っていて、¥5000 から¥50000の範囲で入金可能。今回ご紹介したものはコンビニエンスストアで扱っているもので、¥3000 から¥50000の範囲で入金できた。

また、コンビニでは、お祝いごとに広く使えそうな上記のリボンデザインのほか、ハッピーバースデーのデザインがあった。



受け取った人は、自分のアカウントにシリアルコードを打ち込めば、ショッピングで使えるというわけだ。相手の好みがわからないとき、「好きなものを買って!」とプレゼントするのにぴったり。

フタ部分には薄いマグネットが埋め込まれており、シールなどで封をしなくても、気持ちいいほどピッタリと閉じる。逆さまにしてもフタが開いてしまう心配はまったくない。

寸分の狂いもズレもなくしっかり立方体になっていて、捨ててしまうのが惜しいほど。「よくできている!」と言いたくなる機能美がイイ。カードを取り出した後は、四方を立てて小物入れにしたい。

送別会や歓迎会で忙しくなる、出会いと別れの季節。「どんだけAmazon好きだよ」と言いたくなる、ちょっとユニークなギフトにいかがだろうか。入れ子のように本物のAmazon箱に入れても楽しそうだ。


執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.