朝早く新宿の歌舞伎町をブラブラと歩いていたら「24時間営業の釜めし屋」を見つけた。お店の名前は『釜めし華』。どうやら明け方まで町を楽しんだ酔客が押し寄せる朝飯屋のような役割も果たしているっぽい。シメの釜めしはきっとウマいだろう。

そんなことを考えていたら釜めし気分になり、吸い込まれるように入店してしまった。よし、こうなったら朝から超豪華な釜めしを食うぞー!

・釜めし華

以前からなんとなく同店の存在は知っていたが、入店するのは初めて。目印は看板と大きな釜、いつも湯気が出ていてフタが開いたり閉じたりしている。ぱっと見は、観光地ならではのイロモノ系飲食店と言えるだろう。



しかし「24時間営業」という観光地らしからぬ “やる気満々スタイル” からも分かるように、ただのイロモノ系ではないのは明らか。店内はやはり活気があり、私が訪れた際には中国人観光客グループとホストっぽいグループがワイワイやっていた。

まさに「眠らない街の眠らない釜めし屋」という雰囲気。メニューは釜めしがメインで、定食なんかもある。一品料理を頼んで飲み続ける方も多い様子。私が選んだのは……人気メニューの「鮭いくら釜めし(1850円)」だ。


・待つ

看板によると、同店では新潟県南魚沼農家直送のこしひかりを100%使用しているという。注文を取ってから炊き上げるらしく、釜めしがやってきたのは25分後。釜めし以外でも同じように炊くのでやはり時間がかかるようだ。


フタを開けたら……



おおおおおおお〜〜〜。


最高ですね〜。



なんというか、24時間営業のビジュアルではない。鮭、たけのこ、椎茸、ごぼう、にんじん、うずらの卵、そして栗。茶碗によそって、いくらをのせたら出来上がり。いくらと鮭の香りが食欲をそそる。キラキラ輝くご飯が最高に美味しそうだ。


だいたい茶碗3杯分くらいのボリュームだろうか。少し待った分、エンジン全開で食べられる。飲んだ後なら数人でシェアするのが良いかもね。



ふっくら美味しい。炊き立ての味。もちろん底に付いている香ばしいおこげも見逃さない。ひさしぶりの釜めしはたまりませんね。いくらと鮭と出汁が染みた炊き立てのこしひかり……無敵ですよ本当に。




ってか、全然イロモノ系じゃない。めちゃめちゃ本格派。ゆずの効いた味噌汁もうまい。目が覚める味だった。20分でも30分でも待つ価値はあるだろう。


日本語・英語併記メニューだから外国人観光客にもおすすめ。新宿区役所から徒歩2〜3分。いつも開いているので機会があればぜひ行ってみてほしい。


・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 釜めし 華
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-2-17 第二桑原ビル1F
時間 24時間営業
休日 無休

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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