2024年2月24日の夜に、満月の瞬間がやってくる。ネイティブアメリカンによる2月の満月の呼称は「スノームーン」。

しかも、今回の満月はただの満月ではなく、2024年最小の満月でもあるのだ! 詳しくお伝えするぞ!!

・スノームーン

国立天文台によると、満月の瞬間は24日の21時半ちょうど。東京における月の出の時刻は17時14分。0時4分に南中し、翌日の6時44分に沈むというスケジュールだ。

月の高さはお住まいの地域によって変化するが、満月になる21時半には、日本国内であればどこでも南東の空のほど良く高い位置まで昇った状態にあると考えられる。

高すぎず低すぎず、非常に観測しやすい位置で、時間も21時半という遅すぎず早すぎずというほど良い感じ。非常に配慮の行き届いた満月だ。

北米最古の暦系メディア The Old Farmer’s Almanac によると、スノームーンと呼ばれる理由は、北米において2月は特に降雪量が多いからだそう。

これは日本でも、まあまあそんな気がする。2月は往々にして大雪警報が出がちなイメージ。滅多に雪が積もらない東京も、今年は2月に入ってすぐに大雪に見舞われた。


ちなみに本記事トップの写真は、毎月使い回している月の写真に、先の大雪の日に撮った写真を雑に合成したものだ。現実の光景ではない。

しかし月がよく見えるほど晴れた状態で雪が降るという、天気雨の雪版みたいな天候に恵まれた場合には、超望遠レンズとストロボを用いることで、このような写真を撮ることも可能かもしれない。

いちおうそのような天候を意味する、風花(かざはな)という言葉がある。それが満月の夜にピンポイントで発生するというのはかなりミラクル度が高いが、可能性はゼロではない。

その他の呼称としては、チェロキー族のHungry Moonなどがあるもよう。これは食べ物が手に入り辛いシーズンだからだそう。


・最小

今回の満月は、2024年で最も小さい満月でもある。月の公転軌道は楕円形なため、その時々で近くなったり遠くなったりしているのだ。

今回はかなり遠い距離まで離れた状態での満月なので、小さく見えるということ。メディアなどではマイクロムーンと呼ばれることもある。

なお、最も遠い満月であって、最も遠く離れた瞬間ではない点には注意が必要だ。国立天文台によると、最も遠ざかるのは25日の23時59分だそう。

2024年でもっとも遠い月を見たい方は、翌日の月も要チェックということだ。


・天気は

最後に気になるのは天気予報。気象庁によると、24日は九州を除く太平洋側の広い範囲で晴れの予報が出ている。


逆に日本海側はほとんどが曇りで、北海道は雪の予報が出ている。雪や雨ではさすがに雲が厚くて難しいだろう。

だが、曇りであれば雲の切れ間から見える可能性もあるため、とりあえず夜空を見上げてみてはいかがだろう。

日中がどうあれ、さすがに夜は冷え込む。観測に際しては、防寒を徹底して挑んでください。撮影を試みる方は、手袋も忘れずに。

参考リンク:国立天文台気象庁The Old Farmer’s Almanac
執筆&写真:江川資具
ScreenShot:気象庁