競馬予想記事を書いてたのは2022年のこと。私(中澤)は1度も馬券が的中することなく上半期だけで4万6400円も負けたので萎えた。元々、ウマ娘キッカケのにわかだし、そこから馬券も買わなくなっていたのだが……

近頃、VTuberの鷹嶺ルイさんの競馬配信を見て、より一緒に楽しみたい一心でチャンピオンズCを適当に買ったら的中。その時の買い方が今までと違ったので、検証のため12月のG1を同じ買い方で買っていったら全部当たった。2023年賭けたG1うっかり全勝である。この買い方、ひょっとして良いのでは……?

・データはひとまず見ない

過去記事を見てもらえれば分かるのだが、これまで私は前走とかのデータから調べてレース展開を予想し、脚質の面で有利になりそうな有力馬を単勝で買っていた。これは普通の買い方だと思われるのだが、最近の買い方はなにせ配信を楽しみたいだけだから、データとか見ない。

いや、データから入らないと言った方が適切か。では、何から入るのかと言うと、最初はパドック。パドックの見方って色々あると思うのだが、私はここでとにかく落ち着いている馬を探す。頭振って「ブルル!」ってなってない馬だ。

その落ち着いているように見える馬の中から「ショボーン」とした歩き方している馬を除外すると、どのレースも大体5~6頭くらいしかいない。

・1番のポイント

次に、その5~6頭のオッズを見て、1番人気とか2番人気辺りを外す。オッズ1倍台はもちろん、2倍台、3倍、4倍台も外すかな。8倍以降くらいから良い感じ。それで3~4頭になったら……

続いて、データを軽く見て2頭に絞る。例えば、騎乗が武豊とかルメールのヤツとか、前走で勝ってるとか、あくまで文字情報を軽く見て絞るのの決め手にする感じである。パドックとオッズで2頭になったらデータまで見ない。そして最後に、1番のポイントなのだが……

この2頭を複勝で買うのだ。複勝とは1着から3着までの入着馬を勝馬とする投票スタイル。1着のみを当てる単勝に比べて、当たりやすい反面、倍率も低くなる。

・本命、対抗にはないロマン

1番人気や2番人気を外したのはこのためで、単勝倍率2倍とか3倍台の馬だとガミるのだ。あ、「ガミる」とは的中の払い戻し金より賭け金の方が高い状態ね。つまりは、当たってもマイナスになるということである。

なんでチャンピオンズCでそんな買い方をしたのかと言うと、個人的には1番人気に賭ける時に「やってやったぜ!」感をあんまり感じないからだ。金を稼ぐ目的じゃないからこそ、そういう賭けのロマンに全振りだったわけである

ただ、単勝に賭けるほどの思い入れもない。そこでパドックが良く見えた「ドゥラエレーデ」と「ハギノアレグリアス」を複勝で買ったところ、ドゥラエレーデが3着になってオッズが8.9倍。ちなみに、1着はレモンポップで単勝オッズ3.8倍であった。

・大当たりのパターン

次週の阪神ジュベナイルフィリーズでは、「キャットファイト」と「ステレンボッシュ」を買い、ステレンボッシュが2着でオッズ2.7倍。先週の朝日杯フューチュリティステークスでは「エコロヴァルツ」と「セットアップ」を買って、エコロヴァルツが2着でオッズ2.8倍。

やはりオッズは低めではあるものの、2頭とも3着以内に入ったとしたら結構払い戻されるのではないだろうか。言わば、1頭的中が当たりで2頭的中が大当たりという感じなので応援にも熱が入る。

・有馬記念で全部賭けます

結果として、3レースの勝ち分の合計は1万700円になった。元からなかったお金なので有馬記念に全額突っ込んで今年を精算しようと思っている。記事をリアルタイム更新するのは不可能なので、もしリアルタイムで楽しみたい人がいれば私のX(@sorekara_jona)でも見ていただけると。多分投稿すると思われます。

さて置き、単勝で2頭勝っても当たる確率ってそんなに高くないが、2頭どちらかが3着以内に入れば良いというのであれば結構イケる気がしてこないだろうか。競馬への熱度次第かとも思うのだが、個人的には人気に惑わされない買い方を見つけた気がしたのであった。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼複勝でも意外とヒリつく

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