SNSも収益化の時代。投稿するだけでお金が儲かるなんてウハウハな話もあったもんだ。20年前なら詐欺でもおかしくない。とは言え、ハードルがそこそこ高いことはご存知の方も多いだろう。例えば、Twitterの広告収益配分で言うと、過去3ヶ月間のポストに対するインプレッションが500万件以上とか。

雑魚ツイッタラーの私(中澤)ではX(Twitter)は多分無理なのだが、TikTokはなんと収益化できてしまった。そこでとりあえず収益化してみたところ……報酬キタァァァアアア

・TikTokの収益化方法

まず、TikTokで報酬を受け取る方法は現状3つある。「サブスクリプション」「ギフト」「Creativity Program Beta」だ。さらにギフトには動画ギフトとLIVEギフトの2種類がある。

ざっくり言うと、サブスクリプションは有料会員のコミュニティー、ギフトは投げ銭、「Creativity Program Beta」は視聴数に応じた分配金が獲得できるシステム。これらはそれぞれ高さの違うハードルが設定されている。

・それぞれのハードル

最もハードルが高いのは「Creativity Program Beta」で、1万人のフォロワーと直近30日で10万回以上の動画視聴数が必要。私の場合、10万回以上の動画視聴数はクリアしているのだが、1万人以上のフォロワーはかなり高い壁だ。フォロワー1735人しかいないし。



一方、最も低いのはLIVEギフトで、これはLIVE配信すればいいだけなのだが、今度は配信者ですらない無名のオッサンのLIVE配信にギフトを投げる人がいるのかというのが高い壁になる。

で、残るはサブスクリプションと動画ギフトになるが、この2つの条件は1000人以上のフォロワーなのでクリアしていた。とは言え、オンラインサロンみたいなのができるほど自分がカリスマとは思えない。そこで動画ギフトだけONにしてみたわけだ。



・3カ月の合計は

あれは確か2023年8月のことだった。あれから3カ月、週1回くらいの投稿を続けてフォロワーは11月現在2539人と804人増えている。再生数もフォロワーも順調に増えているように見えるが、では動画ギフトはいくらもらえたのだろうか? ポケットから確認してみたところ……



0.02ドル


さささ、3円……!! 言われてみれば、私も動画に投げ銭とかしない。LIVE配信以上に送る習慣がない気がする。ちなみに、ギフトが送られた場合アクティビティに表示されるのだが、メッセージが表示された時はビビったくらいだ。「ギフトもらえた!」と。



というわけで、収益化できても応援されるかはまた別の話。これでお金を稼いでるTikTokerは凄いと思ったのでした。そんなに簡単にお金は稼げないものですね。現場からは以上です。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.