大人になると、お礼やお返しとして贈り物をする機会が増えてくる。何をチョイスすべきか? 非常にセンスが必要になってくる局面であるが、そんな時に便利なのがカタログギフトだ。これなら商品を相手に選んでもらえるし、相手も自分の欲しいものが手に入る。万事解決である。

中でもやはり、グルメ系のカタログはもらっても困らないので使い勝手がいい。花なんかは人によって温度差があるしな。そうと決まったら、さっそくネットで検索だ! と、人気の商品をチェックしていたところ……あることに気付いた。カタログギフトの口コミの参考にならなさは異常である。

・カタログギフトの口コミ

例えばAmazonで「カタログギフト」と入力してみると、様々なジャンルのカタログが表示される。価格帯も様々なので、条件で絞りながら良さそうな商品を選んでいくわけだが、カタログに限らず、こういう時に参考になるのが口コミだ。

もちろん口コミにも質の良し悪しはあるものの、いい評価がたくさん付いている商品はどこか安心感がある。「ベストセラー」なんて表記があろうものなら、気持ちがグラリと傾いてしまうのも無理はない。それはカタログギフトの場合でも同様ではないか。

先日、ちょうど私(あひるねこ)もカタログギフトを選ぶ機会があり、何にするか口コミをザーッと眺めていたのだが……もうこの際ハッキリ言ってしまおう。ほとんど参考にならん! そう、その多くが商品を選ぶのにまったく役に立たない情報なのである。いい加減にしろと言いたい。

・具体例

カタログギフトの口コミにありがちな内容をあえて挙げるとするなら、以下のような感じになる。


☆☆☆☆☆:仲のいい友人にプレゼントしました。私は実際には食べていませんが、とても喜んでくれました! また機会があれば利用しようと思います。オススメです」


うむ、ほぼ参考にならん。そもそも「喜んでくれました」ってなぁ……そんなの当たり前だろ! 「もらっといてなんだけど、ぶっちゃけ微妙っした」なんて言うわけないだろうが!! まともな大人なら、どんなものが来ようが建前上は喜ぶに決まっている。私が知りたいのはそこではないのだよ。

とは言え、贈り物である以上、実際にどんな商品が相手に届くかなど分かるはずもない。「どうでした? アタリ? ハズレ? あり? なし?」と、グイグイ問い詰めたらキモすぎるだろう。よって、送る側に書けることと言えば……。


箱や包装の雰囲気
大きさ


──くらいのものではないか。「自分で自分にカタログギフトを送ってみました♪ 味は値段相応って感じですが、もう少し量があると嬉しいかな? でもお気持ちに感謝です!」とか書いてるヤツがいたら、そいつはちょっとヤバイ気配がするので気を付けろ。

・打開策

やはり、カタログギフトの口コミは参考にはならないということなのだろうか? 相手に届くまで質が分からないとか、よく考えたらギャンブルすぎるな……。う~む、みんな知りたい情報だと思うのだけど。


そこで! 先述した「ヤバイ気配がするヤツ」に私が実際になってみようと思うぞ。つまり、自分で自分にカタログギフトを送って、届いた商品をレビューするのだ。あまりの虚しさに今から心が折れかけているが、カタログ王に俺はなる! というわけで次回、乞うご期待。

執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.